スカーレットの心のつぶやき
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2003年09月06日(土) 戦場のピアニスト

昨日DVDを借りていて、「戦場のピアニスト」を見た。

今年の2月に封切られた時に映画館へ行って見たいと思っていたが行けず見逃してしまった。

レンタルビデオ屋でこのDVDが新作であったので、
返却されるのを待って昨日ようやく借りてきて見ることができた。

この映画がドイツ軍によるユダヤ人への迫害、
虐殺シーンが多いとは聞いていたが、
いざ見てみるとその残酷さに目を被いたくなるシーンがいっぱい出てきた。

実話にそう映画だから本当に当時のポーランドでのユダヤ人の大量虐殺はあったのだと思う。

昔小さい頃に「アンネの日記」を読み、映画も見たことがある。

ドイツナチスによるユダヤ人への迫害やいかに惨い虐殺が行われてきたかを知っていたが、

昨日のこの「戦場のピアニスト」を見て再びその場目を目にすると言葉もなかった。

人間の戦場での狂気を感じた。

実際に戦争は人を変える。

人を殺すことが何でもなくなるのかもしれない。

この今の平和が嘘のような時代があったことが私には辛く悲しく思う。

この映画は監督であるポランスキーの原体験に基づいて作られたものだ。

ポランスキー監督自身が幼い頃にこのクラクフのゲットーで暮らし母親を収容所で亡くしている

ポーランドの名ピアニスト「W.シュピルマン」の奇跡的生還体験を回想した本に基づいて描かれた映画だ。

ナチスの犠牲となった家族、仲間たちの悲劇。

立場は異なっても彼を隠し保護し、救った人々の闘争。

そして最後まで持ち続けた彼の音楽への情熱が描かれていた。

実話だけに心に重く感じる場面も多かったけれど、
ドイツ将校が彼がピアニストだと知りピアノの演奏をさせ、命さえ助けたシーンは感動した。

ショパンの曲を聴きながら涙が出て止まらなかった。

この映画は只単にナチスドイツの惨さを訴える映画ではないと思う。

一番の心を打つ場面であるシュピルマンにピアノ演奏をさせ命を救い、
自らは後にソ連収容所で死んだドイツ将校の存在を描いたことも大きなことだと思う。

本当に久しぶりの感動映画だった。

そして戦争の惨さをしみじみ感じた。

戦争のない平和な世界をこころから望んでいる。


スカーレット