スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
人は何故楽しかった思い出しか思い出さないのだろう?
辛く悲しい思い出もあったはずなのに、今その記憶の糸を たどっていくと、いつも楽しかったことしか思い出さないのだ。
人は自分自身をつぶさないように、心にバリケードを作っているのだろうか?
そうとしか思えない。
あの時に戻れたら?と思うことが度々ある。
あの時に戻れたら、あの道と反対の道を選んで 歩いて行った筈だと思うことがある。
でも、過ぎ去った人生を修正することはできない。
新しくやり直すことは出来ても、過去に戻って、その時点から もう一度別の道を歩くことができないのだ。
もしも、それが出来るなら、却って人生はつまらないものに なってしまうかもしれない。
失敗や挫折や、諸々のこころの傷を全部ひっくるめて 今の私があるのだから。
私は何事でも急いでしようとしてしまうところがある。
この性格は私の小さい頃からのものだと思う。
いつも何かに急かされているような気持になるのだ。
決して、私の回りの人たちが、私を急かせているのではない。
私一人のこころがいつも何かに追われている感じがするのだ。
きっと、私と接している人はそのことに気づくと思う。
そして、そんな私から逃げ出したいと願うだろう。
何故そんなに急ぐのか?
私は生まれ持った心臓疾患が原因だと思う。
死は誰にでもいつかは訪れるものだ。
どんな金持ちでも、どんなに地位名声のある人でも 死を避けることは出来ない。
早い遅いの違いはあるけれど、人はいつかは死ぬ。
私は死を恐れてはいない。
強がりでもなんでもなく、死ぬということに 恐怖感を抱いたことはない。
人はとても不思議に思うかもしれないけれどそれは本当だ。
もしも、今「あなたはもう長くはない」と言われたとしても 私は取り乱さない自信がある。
こういう人に限って、長生きするとある人は言った。
そうかもしれない。
昔から「憎まれっ子、世に憚る」と言われているように。
家族からも疎まれ、友人からも見捨てられたら、 これ以上生きて行きたいとは思わない。
思い出として私のこころに残っている、 あの楽しかったことを胸に いつでも消えていくことが出来る自信がある。
そう、今思うと楽しかったことしか 頭に浮かばない。
私の楽しかった思い出は、誰にも消されはしないし、 修正されもしない。
これからの私の人生も又、楽しい思い出だけが残ることを願っている。
スカーレット
|