総括なんてタイトルをつけたが、1年をたった1日の日記でまとめるなんて出来る訳がない。 ならば、最もポイントとなったものは何だろうか・・・と考えてみた。 というか、ずっと思ってきた。 2002年度は、4年連続最下位から4位へと順位を上げた年である。 普通に考えれば、星野監督1年目は上々の年であったと言えるだろう。 しかし開幕7連勝でセ・リーグの主役になりながら、 優勝を逃した悔しいシーズンという言い方の方が正しい。 今季に関して、最も語るべき点はここだと思う。 では何故優勝出来なかったか。 一般的には、故障者が続出した事や、W杯期間中の変則日程が災いした事、 それらを含めて讀賣に対抗し得る力が備わっていなかったという事が、その理由として語られている。 それは正しい事だろう。 だが、もっとピンポイントで言うならば、5/11東京ドームで負けた事だと私は思っている。 この日記では何回も取り上げてきた事だが、この試合は3点を先行されながら、 1イニング3発という離れ業で大逆転したものの、 藤本が痛恨の悪送球をした事をきっかけに大量失点して敗れたものだ。 私はこの試合を現地で観ていた。 3発目の濱中の打球がスタンドに飛び込んだ時、 どよめきが起こった後、ある種の静寂が東京ドームを包んだ。 もちろんレフトを中心に、阪神ファンは大騒ぎだったのだが、 それを上回る程の大きなどよめきと静寂だったと感じている。 「今季は阪神が優勝するかもしれない。」 あの瞬間は、讀賣ファンもそう思ったのではないだろうか。 もしかしたら讀賣ナインも脅威に感じたかもしれない。 この後しばらくしてから、讀賣が独走して覇権を獲った事からもわかるように、 今季に関しては、讀賣をいかにして止めるかが優勝に近づくポイントだったのだ。 そのポイントを抑えかけていただけに、この日の敗戦は大きかった。 こういう失策をやらかすのもチーム力だという意見があれば、それに対して反論するつもりはない。 その通りだと思う。 しかし、プロ野球に限らず、スポーツにおいては、勢いがそのまま力になっていく事がよくある。 この観点から、この日に勝っていれば・・という思考になってしまうのだ。 野球に「たら・れば」はないと言われるが、それを考えるのがファン心理というものだ。 それとワン・プレーで流れがガラっと変わってしまうのも野球というスポーツ。 あの失策で、自ら作った勢いと構築しつつあった王道の座を失ったというのが、私の考えだ。 今オフでバランスよく補強出来たという評価をされているが、遊撃は久慈の加入があったものの、 その弱点を解消するまでには至っていないのが、来季への不安材料である。 後は4番をどうするかというのもあるが・・。 それは総括じゃなくて、来季の展望というタイトルに変えて話すべき議題だな(笑)
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