ぼくの目の前に死体はころがってる。 この女性用の下着を身に着けている半裸の男性は、ご丁寧にパツ金のづらもつけている。 いったいこの場で何が起こったのか? 仮に立場が逆転し、この男性がぼくだったならどうだろう。 ぼくにはエリザベスで綺麗にお化粧し、素敵なお洋服を身にまとって歓談するような女装趣味はない。 でも、なんかちょっぴり残念な気もしてきたのは、なぜだろう。