
←|もくじ|→
| 2002年08月28日(水) |
good day house 3rd〜4th floor |
3rd.FLOOR 寝ている画家(小林)。その後ろには大きなキャンバスが4枚。しかしどれも真っ白。 画家起きる。そこへかたくり工務店の工員(片桐)がやってくる。戸惑う画家。 それを見て工員は、ここは内装を頼まれていなかったということを思い出す。 画家は明日から個展を開くためにここで絵を描いているらしい。 「失礼しました」と出て行く工員。しばらくして「やばくねぇ!?」と言いながら再び入ってくる。 「やばいんですよ」という画家。なぜなら個展は明日なのにキャンバスが真っ白だから。
オーナーが自分の絵を気に入ってくれて個展を開くことになり、高価な画材まで買ってくれたという。 やる気が出ないという画家。 いきなり工員が後ろを向いてつなぎの上を脱いでしゃがむ。それを見ている画家。 すると工員、服を着直し「『いいですよ、ヌードとかは』とか言えよぅ」と責める(笑) 何を描いていいかもわからないと言うので、工員は『性の開放』というテーマを出す。 しかしやる気がないので描こうとしない。
どうしてもやる気の出ない画家にやる気体操を教える工員。 名前からして恥ずかしそうと画家はいやがるが 工員は18番までやればやる気が出る、と無理矢理教えはじめる。 始めは嫌がっていた画家も2番をやり終えたところでちょっとやる気がでてきたらしい。 そこで工員は「はい、『性の開放』」と再び画家に描かせようとする。 「(やる気が出たと言っても)ちょっとだから」と渋る画家だったがなんとか描き始めようとする。 肌色の絵の具を探す画家に「何、性の開放=裸とか思ってんの!?」と言い出す行員。 「性の開放で裸以外に何描くんだよ」と言う画家に対し 工員はキャンバスに、下が少し開いた丸を描く。
「何に見える?」と訊かれ「丸」と答える画家。「貧弱ーー」とばかにされてしまい 次に出した答えが視力検査。しかし工員はこれは『輪廻転生』だと言う。 そんなものなら自分も描けると画家も丸を描くが「なんだその丸は、マイマイだな」とばかにされる。 工員が言うには、絵画なんてものは抽象的な絵にすごそうなタイトルをつけたり 何かが浮いてるような不思議な絵を描いておけばいい評価をされるらしい。 さっき描いたマイマイも浮かせるとそれっぽい絵になると言い影を描かせる。 また感情を込めることも大切だと言って、怒りにまかせて直線やら曲線をキャンバスに描きだす。 だんだん盛り上がってくる2人はいつしか立場が逆転してしまうが、どうにか冷静さを取り戻す。 そして画家は「工員が描いてしまうと個展ではなく2人展になってしまうと困っているが 工員は「いいじゃん『2人展怒り展』で」と言い放つ。 「それに自分が解説しないと客は何がなんだかわからない」と画家が言うと 「それでもいいんじゃないの」と工員は言うが 「見る人の絵画と対話したときの感じ方はばらばらであるべきで自分が解説すべきではないし そういう絵を自分は描かなければいけない」と反対する画家。 帰るという工員に画家は謝るが怒っているわけではないらしい。 「出たじゃん、やる気」と言って「個展見に来るよ」と部屋を去る工員。 工員を見送る画家は立ち尽くしている。
そこへ再び工員が入ってきて「今のかっこよくねー!?」 「かっこいいっすよねー!」とひとしきり盛り上がる2人。 少しして冷静になって「じゃ、帰るわ」「うん、そうですね」と言い工員は再び部屋を出る。 キャンバスに向かい工員と描いた絵を見つめる画家。 首を振り、キャンバスの裏の下の方に「大家さん、ごめんなさい」と書き残し部屋を出ようとするが そこには工員が立っていて「そんなことだろうと思ったよ!」と怒りながら画家を部屋に戻す。 「やっぱりできない」と言う画家。しかし工員はキャンバスの裏を見て「これでいい」と言う。 「すごく気持ちが伝わってくる」と言うが、画家は「だって文字だもの」と言い返す。 「いいんだよ、それで。もっと何か書いてみろ」と言い画家にもっと描かせる。 画家は上の方から 「やればできるんだ でもなんだかだまされてる気がする やっぱりムリだ 大家さんごめんなさい」 と書き逃げ出そうとする。無理矢理止める工員。 そして画家は「もう2人展怒り展でいいや」と開きなおる。絵を並べはじめる画家。
「だいたいアートなんてものはそんな簡単にはできないんだよ」と怒りながら2枚の絵を並べる。 するとそこには「art」の文字ができあがっている。 工員はそれに気付き必死に画家に見せようとするが画家は見向きもせず絵を並べ続ける。 そして4枚全てを並べるとなんと今度は「can’t」の文字。 「キャントォ!?」と工員が驚いて叫んだところで 画家「だからできないって言ってるだろ」と一言。 暗転 小林さんの真骨頂といった感じでした。 客の驚く声聞いて、しめしめとか思ってんだろうなぁ。
4th.FLOOR 筆で何やら書いているオーナー(室岡)。そこへケーキを買いに行った妻(平田)が帰ってくる。 1人で黙々とケーキを食べる妻。それに対し夫「僕の分は?」。 彼は純粋な日本人ながら帰国子女なのでイントネーションがおかしい。 夫に訊かれた妻は「無いよ」と一言。 「家族の分の食事も用意するのが妻の役目だろ」という夫。 妻は「自分が買ってきたものを自分が食べて何が悪いか」と反撃する。 それに「これは食事じゃなくて嗜好品だ」とも。 『嗜好品』という言葉を覚えた夫は「僕の嗜好品は君だよ」と妻を誉める。 しかし「よそでそんなこと言うんじゃないよ!」と怒る妻。
「それより出来たのかい?」と訊く妻に「できたよ」と妻を呼ぶ夫。 どうやら下の階のテナントさんたちのために習字で「祝・開店」など書いていたらしい。 しかし漢字を間違えまくり。 「祝・開店」を「宿・回転」、「新装開講」を「真相海溝」、「祝・個展開催」を「祝個・天下・異彩」と。 それを妻にダメ出しされてしまい×を書かれてしまう。
そこへ1階のカフェの兄妹が。 どうやらオーナーは用があってテナントの人々を呼んだらしい。 テーブルの上のケーキを見て「すいません、ケーキまで」とお礼を言うマスターに オーナーは「それは違うんですよ、妻が自分で食べるために買ってきたんです」と振り向くと 妻は笑顔で兄妹にケーキを出している。 食べさせてもらえないオーナーは「あるんじゃないか!」と怒るが 「お客さんの分だよ!」と逆に怒られてしまう。 不景気でなかなかテナントが入らなかったが決まってよかったなどと話していると
そこへ2階の学習塾の3人がやってくる。 マサはなぜか早乙女(2nd.FLOORの『男』は早乙女といいます)に恐縮しっぱなし。 どうやら早乙女が出て行った後、塾長が追いかけ 「副塾長にしてやるから」と言って連れ戻したらしい。 立場が1番下になってしまったマサは常にヘコヘコしている。 しかし早乙女もそんなマサに気を使いっぱなし。 妻は3人にケーキを配る。 その配り方が、ケーキを飛行機みたいに飛ばして皿の上に落としたり 一度くわえて皿に落としたり、ちゃんと置いたかと思うとパーでつぶしたりとメチャクチャ。 ここの小松さんと平田さんのやりとりがサモアリっぽくてめちゃめちゃ好きでした。
そしてみんなに集まってもらった理由を説明し始めるオーナー。 同じビルで生活しても関係が希薄になってしまうのは寂しいので、親睦を深めたいらしい。 そしてもう1つ、ビルのルールを決めるためでもあるそう。 「まずは朝の会の時間を決めよう」と言い「7時がいい人ーー」と勝手に話を進めてしまう。 わけがわからず戸惑っているテナントたち。 「朝の会って何ですか?」と塾長が尋ねると 「体操をしたり、ビル訓(社訓のビル版)をのべたりする」という返事。 そしてビル訓をのべ始め、みんなにも言わせようとするオーナー。 しかしみんなは乗り気ではない様子。 そしていくつかビル訓をのべたところで塾長が「内容はさることながら、ゴロが悪いし、長いし 第一やる意味がわからない」という。 「ほら、みなさい」と妻は言うとオーナーは困った様子。 ビル訓の中に『犬は飼っても飼われるな』というのがあり、ペットはいいのかと尋ねるオーナー。 客がペット同伴で入れる店にしようと思っているらしい。 それを許可しビル訓に付け足していくオーナー。妻はそれを書き取っている。
そこへ3階の画家が工員に無理矢理連れられてやってくる。 絵が描けずに個展が開けないことをオーナーに謝れと迫る工員。 オーナーは「君は大器晩成型だからあせらずにやればいい」と逆に画家を励ます。 テナントたちも必死に画家を励ますが実はオーナーが彼から買った絵は 彼が描いたものではないらしい。それどころか彼は画家ですらないと言う。 実は画家ではなく粗大ゴミを拾い、それを売って生活している自由な人だそうで オーナーに売った絵も実は粗大ゴミから拾ったものらしい。 真実を聞きショックを受け倒れるオーナー。それを介抱するテナントたち。 しかし、その絵に目をつけ50万の価値を見出すだけの才能があると 男に絵を描かせようとする工員。 早乙女も必死に励まし、みんなも画家に期待の目を向けるが 彼は「やりませんよ」と言い「明日は品川区の粗大ゴミの日で早く行かないといいのが 無くなってしまうから」と帰ってしまう(振りをする)。 しかし部屋に戻ってオーナーに謝り、工員に礼を言って出て行く。
妻はお茶を入れ直そうとするが、お茶っ葉を切らしてしまう。 せっかくの親睦会だからビールで乾杯しようということになり民子が買いに出る。 ショックを受けているオーナーを また新しいアーティストが見つかるだろうし、すぐにテナントも入るだろうと励ますみんな。 そこで工員が妻にここの部屋の内装はやらなくていいのかと尋ねると 照明を頼もうと思ったがいいのを買ったのでやらなくていいと言う。 そこで取り出したのが、なんと1階で断られたパンダの照明。 「規格が違うからダメなんですよ」とマスターが止めるが妻がコードにつなげると なんと点いてしまう。それを見て驚き工員を責めるマスター。逃げる工員。
そこへ戻ってくる民子。 慌てて「さっきのゴミ屋と工員が外壁に絵を描いてる!」と言うと、みんなも慌てて外へ。 「そんなことしたらみんなが待ち合わせ場所にしちゃうじゃないか!」と焦るオーナー。 それを聞いたマスターは「よーし!」とガッツポーズで叫ぶ。 暗転
moi!
|