2016年12月08日(木) |
蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』★★★☆☆ |
蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』
蛭子さんの処世術。 戦略として、自分のあり方。
自分を知ること、自分を生かすためのスタイルの持ち方や居場所の見つけ方など、生きづらさを抱えた人のヒントになるんじゃないかと思いました。
「他人に嫌われないためには、他人に好かれるためには、一体どうすればいいのでしょう。それは、“他人に余計なことをしない”こと。たえだそれだけで十分。」(p79)
「目立つのは嫌いだけど、誰かに褒められるのは嫌いじゃない。 僕と同じような内向的な人はそういう傾向が強いような気がしてなりません。できれば放っておいてほしい、できればひとりになりたいと思っている一方で、心のどこかでは、誰かに評価してもらいたいと切に願っている。」(p97)
「個性というのは、あくまでも人が自分をどう見るかの話であって、自分のほうからアピールするようなものではない。」(p105)
「自分のことを、あらかじめ低く、低く見積もっておいたほうが、人生ってラクですよ。」(p115)
「いまいる状態を自分がイヤだと思うなら、まずは自分のほうから動かないといけない。」(p208)
現実を変えるのは、行動だけ。
「だから、僕の人生の一番の目的は、“死なないこと”です。」(p212)
いつでも死ねるから。 生あるうちは、死なない。生きる。
蛭子さん、好きだな。
蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』
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