活字中毒のワタシの日記

2016年12月07日(水) マツコ・デラックス『あまから人生相談』★★★★☆


マツコ・デラックス『あまから人生相談

「面倒くさいことを回避しては絶対に生きてゆけないの。頑張って、面倒くさいことを。」

このメッセージに、泣きそうになった自分は、頑張れていないからなのか、頑張っているけれど結果が出ないことに疲れているからなのか。

50の相談にマツコさんが答える人生相談。

辛口なようで、愛情がたっぷり。
とても励まされる一冊でした。

結局、幸せになれるかどうかではなく、自分で幸せになるかどうか。

心に残ったところ。

「幸せとは、決して刺激的な日常を意味するものでも、すべてを手に入れることでもないの。(略)しかも、ひとりの人間が手にすることのできるものには限度があるの。」(p18)

「でも、勝ったからといって、必ずしも幸せになれる保証はありませんよ。それが自分ののぞみでなかったことに気づくかもしれないし、何かを勝ち得た代償として、失うものの大きさを知るのかもしれません。
ただ人の成功をねたんでいるだけでは、生きている価値がありません。そして、成功イコール幸せでもないもんよ。人生とは、えらく厄介なものですね。
そう、自分が幸せかどうかは、自分で決めるしかないのよ。」(p42)

「何故それがいえないのか、その根源にある問題を自分で発見できたら、人に対する恐怖心は和らぐはず。自分の心を知るためにも、今一度人生を顧みることも必要かもしれないわね。『浮く』ことは悲しいことではないのよ。周りと一緒という生き方にこだわらないことで、新たに生まれてくる喜びは必ずあるのだから。頑張ってね。」(p38)

「だから最終的には、老いていようがいまいが、幸せを感じることができているのかいないのかということに尽きるように思うのです。」(p88)

「幸せとは、若い内だけのことや老いた結果なのではなく、その道程の生き方なんだろうと思うのです。」(p88)

「そんなセリカさんならわかるわよね?人生ってのはそうそう思うようにうまくはいかないってことぐらい。夢なんて見ないほうがいいともいわないし、努力したって報われないともいわない、だけど、大事なことはセリカさんがどんな風に生きたいのかであって、モテるかモテないかではないのよ。」(p103-104)

「心が疲れたから、しばらくの間楽をさせてもらったと感謝して、もう一度、それこそ死んだ気になって人生を取り戻すのよ。生きるって、ただ楽しいことだけで苦しみなんてないとでも思っているの?涙して、それでも笑って、歯を食いしばっていなきゃならないのが人生よ。」(p180)

「子供はすぐに事情をわかってはくれないかもしれない。でも、間違った可愛がり方によって、将来、どれだけお子さんが苦しむかを考えれば、今、お母さんが苦しまなくてはダメよ。離婚のことも、生活レベルが下がったこともきちんと伝えた上で、時間がかかってもちゃんと納得させないと。
子育てって面倒くさいことの連続よ。子育てに限らず、生きるってことは、面倒くさいことを次々と乗り越えてゆくことよ。でも、それらから眼をそらし続けてゆけば、親子関係も、お母さん自身も、そしてもちろんお子さんも、現実を直視できない人間になってしまうわ。
面倒くさいことを回避しては絶対に生きてゆけないの。頑張って、面倒くさいことを。」(p184)

マツコ・デラックス『あまから人生相談



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