活字中毒のワタシの日記

2015年11月09日(月) 若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込』★★★★☆


若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込

読んで、ますます彼が好きになりました。
不器用で、自分のことが好きでなくて、自信が持てなくて。
でも、努力を重ねて、
器用で、自分のいいところも生かせるようになり、自信が持てるようになっていく様子に励まされました。

「自力では抜け出せない程のネガティブな感情に嵌った時、一番最初に起動しなくちゃいけないのはやっぱり心だ。」(p86)

「大丈夫と言うことから大丈夫は始まるのだ。」(p87)

「根拠のない自信。最強だ。
状況がダメなのではなくて、状況をダメと捉えてしまうことがダメなんだ。」(p176)

「物質的な豊かさと幸福感はそこまで比例しないという『見切り』は、『自信』の代用品になるような気がする。」(p178)

「しかし、それからというもの、ぼくは宿題をやる時間を何かが思いつかないといけない時間とは考えなくなって、ショートさせる時間ということにした。なので何も思いつかなくても平気になった。」(p195)

「3日後、電話がかかってきて、春日は『どうしても幸せなんですけど、やっぱり不幸じゃないと努力ってできないんですかね?』と真剣に言ってきた。」(p205)

「本当にずっと不思議だった。全然ウケないし、負けまくっているのに、なんでこんなに幸せそうなんだろう。(略)
その頃には、春日のそういう精神性は羨ましいを通り越してぼくの憧れになっていた。なぜかというと、テレビに出てお金をある程度もらえれば幸福になれるとぼくが信じていたからだ。
たしかに、前より生活に困ることはなくなった。でも、幸福感はさほど変わらないんだ。
春日はずっと楽しそうで。
若林はずっとつまらなそうだった。
ここに何かの鍵があるような気がしていた。」(p206-207)

「ぼくは、春日が子どもに人気があるのは見た目にインパクトがあるからだと漠然と思っていた。しかし、見た目は関係なかった。春日という男は自分に自信があり余裕がある。子どもたちはそれを感じ取って春日に集まっているのではないかと感じた。また、逆にぼくの息苦しさも同時に子どもたちは感じ取っているような気がした。」(p207)

「春日は、正直本当に面白いことを言える人間じゃないと思う。でも、すごく面白い人間だと思う。」(p208)

若林正恭『社会人大学人見知り学部卒業見込



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