| 2011年11月09日(水) |
『心のなかの幸福のバケツ』★★★☆☆ |
 『心のなかの幸福のバケツ』
メモ。
「見過ごされた調査」(p47)
1925年、エリザベス・ハーロック博士が行った。 算数のテストを返す時に教師の態度で生徒にどんな影響が出るか調べた。 名前を呼び皆の前でほめる、名前を呼ぶが出来が悪いと叱る、無視する、それらを見せないよう別室へ移動の四つのグループにわけた結果は驚くべきものだった。(というか納得できるというか)
ほめられた生徒と叱られた生徒は二日目は成績がよくなったが、叱られた生徒はその後は成績が急降下し、無視された生徒たちと変わらなくなった。
全体を通して成績が上がった生徒は、 「・褒められた生徒…71パーセント ・叱られた生徒…19パーセント ・無視された生徒…5パーセント」(p48)
「ポジティブになるための5ケ条 1.バケツの水をくみだすのをやめる 2.人のよいところに注目する 3.親友をつくる 4.思いがけない贈り物をする 5.相手の身になる」(p82)
「ポジティブ度テスト
1.過去24時間以内に、誰かの手助けをした 2.私はとても思いやりがあると思う 3.ポジティブな人といるのが好きだ 4.過去24時間以内に誰かを褒めた 5.周りの気持ちを明るくするコツを覚えた 6.過去24時間以内に「あなたを気にかけている」と本人に伝えた 7.ポジティブな人と一緒にいると能率が上がる 8.どこに行っても知り合いを作るように心掛けている 9.自分がほめられると誰かをほめたくなる 10.この1週間の間に自分が聞き役になって誰かに目標や希望を存分に話してもらった 11.落ち込んだ人を笑わせられる 12.同僚や友人を本人が気に入っている呼び方で呼ぶようにしている 13.同僚が素晴らしい仕事をしたらそれに気づく 14.いつでもだれにでも笑顔で接している 15.良いことをしている人がいればほめたくなる」(p88)
「すばらしい人間関係ができれば、人生の満足度は飛躍的に上がる。有名な心理学者のエド・ディーナーは『自分が幸福だと強く感じている人たちは、質の高い人間関係をもっている』という。」(p89) 逆もまた真なり。
「確実に相手に伝わるかたちでバケツに水を注ぐには、相手に合わせることがカギになる。」(p94)
自分がしてもらいたいこと、ではなく、相手がしてもらいたいと思っていることをする。 その方が確実に注げる可能性が高いから。
まずは笑顔から、始めたいと思います。にこっ。
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