| 2010年02月23日(火) |
加藤諦三『自分を見つめる心理学』★★★ |
『自分を見つめる心理学』 加藤諦三
心に残ったところ。
「ここまでよくやったと思うのと、こんなにやり残したと思うのでは不快感が全然違うし、その結果として焦りも全然違う。ここまでよくやったと思えば満足感があって、焦りはない。」(p34)
「得られるのが当たり前と思うから、失った気持ちになるのである。」(p34)
「自己中心的な個人が、自分が日の当たることに夢中になりだした時の、視野の狭さは恐ろしいほどである。」(p92)
「自己消滅型の人はどうしても相手の期待を裏切れない。自分を犠牲にしても、相手の期待に答えてしまおうとする。相手が喜ぶことが安心へつながる。相手が自分のことで失望することが辛い。」(p112)
「人に身に覚えのない悪口をいいふらされている時には、まず第一に、自分がそのような人間でないことに感謝しなければならない。自分だって、もし生きている実感を失えば、そのような他人の悪口をいうことで、生きている実感を取り戻そうとする。」(p153)
「他人が怖いのではなくて、自分が自分を恐れているのではなかろうか。つまり自分が自分を信頼できないという不安が、自分にとって耐えられないのである。」(p179)
自分を肯定的に見る。 世の中にはいろんな人がいる。
自分がよく生きるために、見方、生き方を変えてみる。
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