| 2008年06月27日(金) |
大塚 敦子『モノとわかれる! 生き方の整理整頓』★★★★★ |
 『モノとわかれる! 生き方の整理整頓』 大塚 敦子 岩波書店 (2005/05/12)
再読。
今回、響いたところ。
「オーガナイザーのなかには、実際に片づけに入るまえに、クライアントに自分がいちばん求めていることをリストにして書かせ、それを家の真ん中に貼る、という人もいるそうだ。家族、友情、仕事の成功、旅など、自分の人生を構成しているさまざまな要素を重要な順に整理することによって、何を捨て、何を置いておくのかを決める基準にするのだという。」(p4)
「そこで、テディは、はたと、自分もものに埋めつくされた生活をしていることに気がついた。私はなぜ、こんなにたくさんのものに囲まれて暮らしているのか?もののおかげで幸せになれたか?心の病は癒されたか?答えはノーだった。」(p10)
「それまで自分が抱え込んでいたものを見ると、実際は好きでもなかったものをたくさん持っていたことがわかったわ。そのために、ほんとうに大切なものは、ほかのものの蔭に隠れてしまって見えなかったの」(p13)
「手放さなければまえには進めないし、現在を生きることはできないのに……」(p13)
「『最初からどんどん捨てる必要はないのよ』と、テディは言う。 『決めるのにゆっくり時間をかけてもいいの。どんな別れでもそうじゃない?ものと別れるときも、自分にとって優しい、穏やかなやり方ですればいいのよ』」(p26)
「山を眺めながら、私はほんとうにこれを必要としている?心から好きなの?と自分の内なる声に耳を傾けるの。何を手放すかを決めるというより、何を置いておきたいかを考えるのよ。そうやっているうちに、自分にとってほんとうに大切なものは何なのかが見えてくるから……」(p26)
「『いつか使うかもしれない』もののために、現在の生活スペースが狭くなって不自由な暮らしをするなら、それは『いま』を生きていないということになる、とテディは言う。」(p26)
「生活オーガナイザーと出会ったことで、自分がどんなことに喜びを感じる人間なのか、何を必要としているのか、自分にとっての優先順位が少しずつわかってくるようになった。」(p80)
「『生活を複雑にするのは簡単だが、複雑になってしまった生活をシンプルにするのはとてもむずかしい』」(p93)
わかちあいについて。
「『いつか使うかも』と思ってものをため込んでいたときは、自分(とせいぜい家族)のことしか考えていなかった。そこには、そのものが自分以外の誰かの助けになるかもしれない、という発送はすっぽりと抜け落ちていたのである。」(p95)
「『ものをあげるんじゃなくて、どうやって、ともに時間を過ごすか、どうやって何かを”いっしょにする”かを考えないとね』」(p109)
「家族や友だちといっしょに、料理をするとか、絵を描くとか、散歩をするとか。ものをあげるより、そんなふうに楽しい時間を共有することのほうが、どれだけ豊かな愛情表現になるかしら……」(p109)
『モノとわかれる! 生き方の整理整頓』
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