| 2007年07月14日(土) |
渡辺 葉『ニューヨークで見つけた気持ちのいい生活』★★★☆☆ |
 『ニューヨークで見つけた気持ちのいい生活』 渡辺 葉 青春出版社 (2002/10)
心に残ったところ。
「あのころの私は、いつも頭の中で、『今、ではないいつか』『ここ、ではないどこか』に行こうとして躍起になっていたような気がする。いつも、何か自分の中に、そして毎日の暮らしの中に、欠けているものを埋めようとして焦っていたのかもしれない。」(p4)
幸せはしてもらうものでもなるものでもなく、「気づく」もの、という言葉が最近自分の中に根を下ろしつつあるように思います。
そこにある、幸せ。
気づくか気づかないかで、幸せかどうかが決まる。 いっぱい気づける、幸せな自分でいたい。
「おいしいものを作るためには、道具選びもなかなか重要だと思う。きれいな形のものって、見ているだけでうれしくなる。それを使うのは、もっとうれしい。それでおいしいものができるとしたら、もっともっとうれしいではないですか!」(p19)
これはとっても共感。 まずは、ストレスの元となっている道具に別れをつげる勇気を。 そして、じっくりと時間をかけて、嬉しくなる道具を探し、手に入れる。 手に入れたら、大事に使う。どんどん使う。
せっかく買ったル・クルーゼ、どんどん使わなくちゃ…。
「以前はそういうものも、『もったいない』とか『いつか芝居で使うかもしれない』と思って取っておいた。でも、数年そうやって『使わないけど永遠にそこにあるものだち』とともに暮らしたあと、気がついたのだ。取っておいても、使わないものは使わない! これって実は究極の『もったいない』だ。」(p90)
私もこれがやっとわかるようになって、ずいぶんと手放すことができるようになってきました。
ほんとうにもったいないのは何かを考える。 そして、もったいなくないようにする。 方法は、使う、売る、あげる、捨てる。とにかくそのまま死蔵はしない。
ほんとうに死蔵がなくなって、使うもの(ストックは確実に使うもののみ)のみの暮らしになったらどんなにすっきりするだろう、と思います。
ニューヨークで暮らす著者の楽しく暮らすヒント集。 共感できるところと、「私ニューヨーカーちゃうしなー」と読みとばすところと、半々でした。 前向きな生き方はあやかりたい、と思いました。
「せっかくのあなたの時間なのだもの。バカバカしくったっていい、楽しいことを考えた方がいいじゃない?それに、どんなクリームもマッサージ・テクニックも、微笑みの魔法の前にはかなわないのだから!」(p115)
これ、嫌なことばかり考えてしまって暗ーくなって楽しいことなんかない、と後ろ向きになったことのある人だからこそ言えるんじゃないかな、と。 影を見つめてきたから、光のまぶしさがわかる。 冬の厳しさを知っているから、春の温かさが心底嬉しい。 そんな印象を受けました。
後ろ向きになりがちな私、これにも共感、私なりの『気持ちのいい生活』を創っていきたいな、と思いました。
『ニューヨークで見つけた気持ちのいい生活』
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