| 2006年05月06日(土) |
なかむら ふみ『危ないインテリア 一級建築士のウツ対策』★★★☆☆ |
 『危ないインテリア 一級建築士のウツ対策』 なかむら ふみ 実業之日本社 (2005/08/21)
一級建築士である著者が、家庭のインテリアが原因で起こる「ウツ気分」(鬱とか鬱病と言わないところが良心的だと私は思った)とその解決方法を教えてくれる本。
例えば、 ・丸テーブルか、四角いテーブルか ・過食を防ぐためにランチョンマット ・快適な睡眠空間に変える方法 ・トイレの工夫
もと通院患者としては、著者の体験は鬱病になる前の「ウツ気分」の段階なので、インテリアの工夫で対処できたのだと思う。 ほんとに鬱になっちゃった人に収納がどうこう、照明をこうして、インテリアはこうして、とは言えないし、できない。
鬱になる前に、そうならないストレスフリーな空間を家庭にきちんと作るためのコツとしては参考になった。
心に残ったところ。
「探しているものがそばになく、取り出しにくくて整理されていない収納は、物忘れの原因になるので、絶対に作らないことです。どんなに物を溜め込んでも、何がどこにあるかわからないのでは、ないのと同じです。それどころか、自分の頭に混乱をきたします。」(p131)
「収納の大切さは、どれだけたくさんの物を『空いたところ』に詰め込むかではなく、どれだけ多くの物を、毎日の生活の中でフル回転で使いこなせるか、また使いやすいかで決まると、私は思っています。物が活用されずに溜まっているのは、収納ではありません。それは物置です。物置は丸ごと、ゴミ収納箱になる可能性があります。」(p138)
この本の提唱する「ソシオフーガル」なリビング、少しずつできてきたかなと思うけれど、もっともっと落ち着ける、寛げる空間にしていきたい。
「いる」ことが「幸せ」。
そんな時間を増やしたい。
『危ないインテリア 一級建築士のウツ対策』
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