| 2006年02月21日(火) |
村上龍他『おじいさんは山へ金儲けに』★★★☆☆ |
 『おじいさんは山へ金儲けに』 村上 龍 はまの ゆか 山崎 元 北野 一 NHK出版 (2001/08/25)
昔話が教える、賢くお金とつきあうためのポイント集。
楽しく読みましたー。
宇宙からの物体と戦うかちかち山。 前向きな浦島太郎。 なんだか切ない一寸法師。 愚かさが痛い、わらしべ長者。 ちょっと素敵な、笠地蔵のおじいさん。
11の昔話を村上龍が面白く書き下ろし、それぞれに投資で大切な教訓が示されている。 はまのゆかさんの絵がまた、合っててよいね。いとつきづきし、です。
忘れた頃に、また読み返したいと思った本でした。 昔話はもういいけど、11ヶ条の教訓は、大事だと思うから。
心に残ったところなど。
「それは違うぞ、と偉い人は言いました。 『おまえに、高い技術や、深い知識がなかった、というだけのことだ。おまえは、無知で貧しかった。それだけだ。理解できなかったとか、幸せにしたかったとか、そんなことは、何の関係もない。幸せにしたいという気持ちだけで、ほかの人を幸せにできる時代は、とっくに終わってるんだ』」(P129「鶴の恩返し」)
「しかし、お金はあくまでも手段にすぎません。お金があるからといって、必ず幸せになれるというわけではありません。お金だけで、他人が思う通りに動いてくれるわけではありません。幸せになれるお金の使い方を思いつかない人もいます。また、お金があっても、さらにお金が欲しくなって、かえって不幸になる人もいます。」(p158)
自分への戒めとしたい、とちょっと恥ずかしい思いを抱きながら読み終えました。
お金について考え始めた人、投資について学びたいと思っている人に、難しいけど読みやすくてお話が面白いのでおすすめします。
『おじいさんは山へ金儲けに』
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