| 2006年01月09日(月) |
佐々木 正美『「お母さんがすき、自分がすき」と言える子に―信頼されて子どもは育つ』★★★★☆ |
 『「お母さんがすき、自分がすき」と言える子に―信頼されて子どもは育つ』 佐々木 正美 新紀元社 (2003/12)
新米おかあさんへの応援歌『子どもへのまなざし』の著者へのインタビューをまとめた、子育てで一番大切だと主張する『基本的信頼感』について易しく書かれた本。
易しく、優しい。
私の息子5歳は、自分のことが好きじゃない。
私が罵倒して、否定して、傷つけて、貶めて、きたから。
したくないと思ってても、かあっとなるとしてしまう。してしまってきた。 たくましい(鈍い?)妹と違って、繊細な彼の心に暗い影と自己否定を植え付けてしまった。
以前、自分のことが好き?と尋ねたら、涙をぽろぽろこぼして首を振った。 「だって、おかあさんにおこられてばっかりだもん」
ほんとにいい子だね〜とほめた時も、違うと泣いた。 「だって、いたずらとかするもん」
心から申し訳ないと思う。 何年かかるかわからないけど、彼が自分のことを好きだと言える、思えるようになってほしいと思う。 何より、ハハである私が変わらないといけないと思う。
頭でわかっているはずのことが、易しく、優しく、書かれていた。
心の琴線に触れたところ。
「たとえば過去において自分はああいう努力を怠ったと思っても、今やることが分かって取り組み始めたら、過去への後悔は小さくなるし、消えていきます。将来がどんなに不安であっても、今やることが分かっていたら、不安も小さくなります。」(P38)
「基本的信頼感があればこそ、そうしなかった子どもに対して、叱るのです。子どもが叱った人に敵意を抱くか抱かないかは基本的信頼感があるかないかで大きく左右されます。だから子どもに基本的信頼感が育っていなければ、どんなに正しいことを言われても、相手の言うことに同調できません。基本的信頼感がないと、自分を信じられないわけだから、指摘されたことに対しても自分の人格を否定されたように感じます。そうなると自分を卑下してしまうからとても屈折した病的反抗に出やすいのです。」(P50)
「子どもの言うことを基本的に聞いて、こういうことはこうするべきだと思うときちんとくり返し、穏やかに熟すのを待ちながら伝えていけば、理解のある子どもに成長します。こんな途方もない要求をするべきでない、でもあの親ならかってくれちゃうだろうな、とむしろ家庭で冗談をとばすくらいになるでしょう。際限ない欲望を膨らますことなど絶対にありません。ちゃんと自制できます。」(p104)
「くり返しになりますが、親の価値観でろ過して、自尊心を傷つけずに、むしろ意欲的に物事に取り組ませていくのがしつけです。 その意味で子どもを叱る場合、怒るより、親が悲しんでいる状態を伝える方が効果的だと思います。『お前がこんなことをするのは非常に残念だ』と。」(p158)
今日、こどものおもちゃコーナーを片づけた。 きちんとジャンルに分けて(車、電車、おはじき、おてだま、ぬいぐるみ、etc)いれものも用意して、おさめる所も決めて、きれいに片付いた。 子どもと相談して決めた。 「保育園で、ごちゃごちゃになってるおもちゃってある?ない?ちゃんと場所が決まってるから片づけられるんだよね。」 「うちは決めてないからごちゃごちゃになるんだよね。車はそんだけあるから、ちょうどいいいれものは…ちょっと待ってて」 私が100均で買ってきたファイルケースを持ってきて入れた。
かごにごちゃごちゃ入っていたプラレールもレールや駅と、列車に分けた。 捨てたはずのポケトレインの線路も出てきて、まとめて袋一杯のごみが出た。 ままごとの食材もかごにまとまった。
いつも、保育園仕込みできれいにかたづけてた(床は)こどもたち(ほんとに私よりずっと几帳面)、これからは床以外もすっきりできると思う。
これまで叱ってて、怒っててごめん。 母も遅々とした歩みながら成長していきたいと思うから、どうぞこれからもよろしくね。
そんな反省と行動と励ましをいただいた一冊でした。
『「お母さんがすき、自分がすき」と言える子に―信頼されて子どもは育つ』
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