| 2005年09月26日(月) |
群ようこ『いいわけ劇場』★★☆☆☆ |
 『いいわけ劇場』 群 ようこ 講談社 (2005/03)
いるいる、こういう人。
でも、近くにいたら嫌。
でも、ちょっと自分にもそういうところあるかも、とドキドキ。
私の近所にも「困ったちゃん」はいるのだけど(私も困ったちゃんかもしれませんが)、もっと強烈に周囲をひかせてしまう『マイペース』を貫く人々が主人公。
スキンケアに命をかけるOL。 無添加食生活は譲れないが彼女も欲しい大学生。 コドモが欲しくて欲しくてかわいくて他には何も見えない会社員。 小遣いをせびる孫よりも、野良猫やカラスの方がかわいくて世話しまくる老夫婦。 洋服を買うのが生き甲斐で、借金しまくっても買わずにはいられないOL。
他にも、あらあらまあまあ、と読みながら人ごとながら作り事ながら「いいのかそれで?」とちと心配になってしまいそうな人々が登場。
でまぁ、群ようこさんらしく、ぜーんぜんハッピーエンドでもなんでもないところが、リアルでよい。
「おもしろうて、やがてかなしき」といった風情の短編集。
秋の夜長にいかがでしょうか。
『いいわけ劇場』
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