| 2005年09月22日(木) |
宮部 みゆき『日暮らし 下』★★★☆☆ |
 『日暮らし 下』 宮部 みゆき 講談社 (2004/12/22)
上巻の前振りには期待させられた。かなり。 どうやって謎解きするのだろう、と。
犯人が登場した途端にわかった。 この人しかいないけど、まさかこの人じゃないよね、あまりにもそれって「安 直」。
と思ったら…。
それに動機は、、、やはり、安直。 言いたくないけど、エラソーに言っちゃうけど、陳腐。
上下巻ともなると、伏線の張り方もあったろうに、すかすかやないの?
これってミステリじゃないよね?
弓乃助があまりにも聡すぎるのは小説だからよいとして、相方(宮部さん苦手)がいつもいうように 「短編のネタで長編を書くからあかん」、私もそう感じた。 この作品に関しては。
お初シリーズは心底面白い!と思うけれど。
ひねりが足りないというより、ひねってないやろと。 江戸物ミステリーとしては「御宿かわせみ」がずっと上かな。
連載だったからしょうがないのかなあ。 東野圭吾さん(私大ファン)の小説でも連載だったのはいまひとつ、てのがあったものなぁ
辛口になったけど、やはり人情物としてはすばらしく、長屋のおっかさんお徳、佐 吉、お恵、おでこと弓乃助のコンビも、いたらいいなぁ、会ってみたいなあと思った。
出番は少ないけど、「細君」のファンもけっこういるのでは。 私はその1人です。
ラスト、ちょっといいこと、を語らせているんだけど、これが書きたくてここまでひっぱったのかなあと思いました。
昨日図書館から借りてきたばかりの『孤宿の人』、明日から読もうと思うけどこっちに期待!
『日暮らし 下』
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