経る時・・・

もくじかこみらい

日が経ちました。「経る時・・・。」を書き始めて 日目です。


2003年05月12日(月) 5/12命日・・・。

月曜日なので、忙しい。やはりお寺に行く余裕がなかった。

午後6時30分 仕事を途中にして、仏壇の前に行き、線香をあげる。

亡くなった時間だ・・・。今でも憶えている・・・。父が亡くなった瞬間。

本当に消え入るように息を引き取った。携帯で呼び戻されてギリギリ間に合った。
ロウソクが燃え尽きるように、すーっと逝ってしまった。

でも、「息をして!」と言うと、呼吸しようとするのだ・・・。

きっと、父は、僕ら呼びかけるのを聞きながら、旅立ったに違いないと思う・・・。



弟たちが来ていて、そのときのことを思い出して、こんなことを言っていたけれど・・・。

僕が亡骸にすがって大声で泣くのを見て、「お兄ちゃんがそういう風に泣く人だとは思わなかった」と
弟たちは言っていた・・・。僕は泣かないと思っていたらしい・・・。

その晩から、葬儀のことや、その他の手配で、泣いてる暇なんか無いんだよ。
その場でしか泣くことが出来なかった。

得意先の葬儀で、長男を見るとみんな泣いていない。
泣く余裕なんて無いんだよね・・・。会社もそこから引き継ぐんだから・・・。一人になるんだから・・・。


まして、12年間、毎日怒られ続けて来たからね・・・。
毎日一緒だったし、感情的にも違うんだろうね・・・。


少し早く逝きすぎたけど、仕方ないね・・・。順番だからね・・・。そういってたものね・・・。


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