経る時・・・

もくじかこみらい

日が経ちました。「経る時・・・。」を書き始めて 日目です。


2003年05月11日(日) 父の命日の墓参りに・・・。

実際には、明日が命日だが、月曜日だし平日なので、今日、墓参りに。
といっても、家から5分くらいのお寺。

早いもので、平成10年に亡くなっているから、丸5年になる・・・。
生きていれば、今度68歳になるのか・・・。

いないというのが、未だに不思議で、信じ難い・・・。
ドアを開けて入ってきそうで・・・。

父がいるときは、仕事に追い回されながらも、それなりに、
気が楽というか、精神的な後ろ盾がある分、余裕があった・・・。

今は絶えず、気持ちが張りつめていて、緊張が解けるときがない。
いつも、稜線を歩いているような感覚か・・・。

今いてくれたら・・・と思うときもある・・・。
大人の男同士で、いられた期間はごくわずか・・・。

気が短くて、我が侭な父で、周りからみると、派手で家庭を顧みていない
ようにみえたらしいが、実際には、とても優しく、面倒見の良い、子煩悩な父だった。

長男だし、いつも怒鳴られてばかり。褒められたのは、1回だけかな・・・。
一人で工作機械の導入を、やり遂げたとき・・・。取引先の部長の前で

「今回、こいつが一人でやり遂げたことは、こいつの人生の糧になると思う」

その一言だけ。

でも、そのとき、あぁ・・・。父は死んでゆくのだな・・・。と悟った・・・。


僕がそっちへ行くまでに、怒られないくらいになってるかな? 僕は・・・。


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