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2010年06月14日(月)
しま王 2 意識改革

 ものが多くても、片付けてすっきり暮らす方法はある!……というのが幻想だと思うようになったきっかけは、お約束ですが収納本を読んでいて、共通の考え方を目にしたこと。収納の目的はお洒落ではなく、「暮らしやすく」すること。私たち片付けられない族は、アンアンのインテリア特集なんか読んじゃダメなんです。
 「インテリアと収納は別」と、スッパリ言いきったのは収納アドバイザー、芝谷浩さん。この人の収納理論は、明快でわかりやすい!家具メーカー勤務の経歴と、子育て生活の経験があるからこそ、アドバイスの根拠にも納得がいくのです。
 もう一人、目からウロコを落としていただいのが飯田久恵さん。「収納指数」を提唱したのも面白いのですが、私が読んだのはムック本か何かで、人生の残り時間を考えると、使う時が果たして来るか、要・不要が判断できる、という話。
 年を取るほど体は動かなくなり、片付けはしんどくなる。だったら今のうちに不要な物を手放して、すっきり余生を送りましょうよ、と。もう若くない私も考えました。人生あと何年?だったらいらないかなと思うものが結構出てきましたよ。特に、服。やせたらまた着られるなんて考えは捨てました。

そうした色々を踏まえ、私がたどりついた結論は。

1. 全然おしゃれじゃなくていい。使うものを出しやすくしまいやすく、自分が動きやすい部屋がいちばん。

2. 要、不要を判断するには、他人に立ち会ってもらう。他人に「捨てたら?」と言われるとずいぶん割りきれる。

年末年始に、「私の事業仕分けを手伝ってください」と、我が家の蓮 舫…母に頼み、何度か作業を決行しました。部屋の片付けを手伝ってもらうのは、汚い部屋が後ろめたく情けなくて、どうしても抵抗があるのですが、仕分けなら、段ボール1箱分を別の部屋に運んでやればいいのです。自分ひとりでやると全然すすみませんが、他人の決断力を借りると、驚くほどさくさくすすみますね〜。自分に不要なもの、過剰な物でも、「じゃあこっちでもらう」「家族で使う」と別の道が見つかる場合があるので、「捨てちゃうのもったいない!」という抵抗も薄れます。