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| 2010年06月13日(日) ■ |
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| しま王 1 片付けられない人 |
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物がどんどん増えて、片付けるのがヘタ。 そんな片付けられない女の典型みたいな私は、お約束通り。収納用品が大好きです。片付けるのに良いグッズはないのか〜!と探し回るわけですから。 世の中の片付けられない人の多くが、収納用品や収納本大好きだと思う!そうして箱や雑誌をやたら増やして途方に暮れるんだ。わかってるんです。それじゃダメなんです。でもついハマッてしまうんです。
じゃあ、どうがんばれば、いつになれば片付くんだろう。2年後?5年後?10年後?ちっとも大げさじゃないですよ。片付けられない人にとって、片付いた自分の部屋というのは、悲願です。夢に見て、泣いちゃったりします。部屋が片付くのと10kg痩せるのではどちらが実現しやすいか真剣に比べたりします。「片付けられる」人にとっては、たかがそんなことくらいで何で?と、さぞかし不思議に思えることでしょう。
浦和の一人暮しから出戻って、はや○×年。モノが増える一方だった私の汚部屋ですが、今年の1月!大きな動きがありました。 でかいスチールラックを、撤去したのです。5年くらい前に買ったもので、ルミナスなどの高級な物ではなく、アイリスのメタルラックミニ(ポール径19ミリ)の安かったヤツ。幅80×高さ149×奥行35センチの標準的なラックに、延長ポールや棚を買い足して、60センチ高くしていました。 壁面いっぱいにモノを置きまくり、側面には格子ネットをつけて、モノを引っかけまくり、さながら九龍城……地震が来ると間違いなくヤバイ、恐ろしい棚でした。でもって背板、側板はないし棚は格子だから、ホコリが溜まりまくり。モノをぎゅうぎゅうに詰めこんでは、ホコリをはたく余地がありません。 昨年末から、ラックに入ってた物を少しずつ他の場所に移し、1月、ついに撤去!隣の両親の部屋に引っ越していきました。その場所には、ラックに押し込んでいた棚やラジカセが積んでありますが、高さが減ったので、今まで見えなかった壁が見え、ずいぶんひろびろしました♪
その時思ったんですが、片付けられない人は、棚を買っても小手先の収納の工夫をしても、そのぶん物が増えるので、結局解決にならないんですよね。「工夫をすれば、何とかなる」と心のどこかで信じているのです。この思い込みを捨てて、意識を変えなければ、永久に「片付けられる人」になることはできません。 じゃあ、どうすれば意識を変えられるのか。本当に気付くこと、実感することって難しいですよね。収納のノウハウ本を読んだだけでは、絶対に変わりません。
私が思ったのはですね。 「行くところまでとことん行って、はじめてわかるのかも」ということです。
イラストレーターの池田暁子さんのコミックエッセイ↓もちろん読んでますが
http://www.amazon.co.jp/片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術%20(単行本)%20/dp/4163690204
絵は可愛いし面白いんで読む価値アリなんですが、汚部屋のせいで恋のチャンスを逃したり、探しものしまくったり……
こういう過程って、大事なんじゃないかと思うんですよ。 部屋が散らかってるせいで、エラいダメージを受ける。それが、思い知るチャンスなんです。ただ、人生を踏み外すような大失敗に重なると悲惨なので、そこはうまくかわしたい。 私はどうやれば片付くんだ〜?といろいろやってみて、失敗しまくってます。棚を買い、100円ショップの収納グッズやファイルやファイルボックス。買いすぎた収納用品があふれます。カセットテープ、ビデオテープをデジタル化で省スペースだとか、書籍や印刷物をドキュメントスキャナで取りこんで減らすとか。時間と手間がかかり過ぎ〜!しかも頑張った割にはそれほど劇的には減らない。(もちろん、仕事のラフを保存したり、スキャンして処分を割り切れるという点で、スキャナは買ってよかったです) そうやってバカみたいに試行錯誤して、お金と時間を無駄に使って、はじめて「これじゃダメだわ」とようやく思い知ったのです。これまでの無駄な道のりは、気付くための投資だったと思うことにしよう。180度変わったわけではないですが、モノへ向き合う姿勢が、だいぶ変化したと思うのです。
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