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2008年04月28日(月)
さわられたいの

もうすぐ単行本が出るようです。
表紙を描いた時、「タイトルは決まってるんですか?」と編集さんに聞いたところ、「まだ決まってませんが、良い案がないですかね?」とのことでした。
もう収録作のタイトルを使うことはなさそうだし、またエロく興味をそそる感じのタイトルをつけるんだろうなーまあそれでもいいやおまかせー(*1)、と無気力に決定を待っていたところ、

「『さわられたいの』でいこうと思います」

とのお知らせをいただきました。
またこう、痴漢ごっことかイケナイ遊びを連想させるようなタイトルです。

なんでだ!?そんな台詞とかモノローグとか、あったかな!?
……
見返してみると、けっこう「さわって」とか言ってるんだなあ。そうだったのか。なるほど。一応キーワードになってるんだ。
だけど、「さわられたいの」ってのは……どっちかっていうとAV熟女もののタイトルみたいな。なんかオジさんくさい気がする。なぜだろうか。

そういうわけで、編集さんに電話しました。
「『さわられたい』というのは、かっちりとした、文章で書く時の言葉のようで印象が少し古いかもしれません。ふつう、女の子が自然に使うなら『さわられたい』ではなく『さわってほしい』ではないでしょうか」
この意見を聞いていただいて、タイトルは少しだけ変わっています。

注)*1
別に編集さんに不満があってやけくそになってるわけではなく、私が無気力なだけ。本当はもっとこだわりをもって、対案を出したり話し合ったほうがいいんだろうけど。