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2008年03月01日(土)
エロまんがの星から(1)

エロマンガ島というのは、ほんとうにありますが。
すっかり「エロまんがの人」と呼ばれるわたくしです。
昔は、すっごい抵抗がありました。
読むのは好きだったけど、自分がそういう話を中心に描くのはイヤでした。
ムシのいいワガママを言ってるみたいですが。

たとえば、「メイド服だいすき!」と言ってみても。
メイド服来た美少女を眺めるのは幸せだけど、
自分でメイド服着たいなどとは0.03ミリも思わねぇ、という感じです。

亡くなった師匠が、エロまんがを描いていました。紹介されてちょびっと行ったアシスタント先の先生もエロまんがを描いていました。ですから、私はエロまんがをお手伝いすることで育てられたわけです。
なので、成年向エロまんがのポイントが学べました。乳首や性器や愛液や精液の表現(母乳、なんてのもありましたっけか)、喘ぎ声の台詞、快感とクライマックスの表現、シーツと影、擬音やスピード線の処理などなど…学んだのに身についてないけどそれはおいといて。学んだことを生かさなくちゃだろ、と、最初で最後のつもりで、創作の同人誌でエロまんがを描いてみました。私の中では、うけない一発ギャグのようなものでした。が、それがきっかけで、ある出版社から「うちの雑誌でエロまんがを描きませんか」と、お誘いを頂いたのです。

断るつもり、でした!

それがいろいろうようよ曲がり折れまして、今も描いています。過去の自分や描いたまんがをどう見るか、というのは、年が経つにつれて変わっていくものです。

つづく