スタンドから眺める木漏れ日
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2003年06月12日(木) エピソード 2

[何やってんだろう / Stardust Revue]

この曲が有線で流れていたころ、私の趣味はパチンコだった。
最初の軍資金はわずかに500円。
勝ち負けなんて論外であった。
しかし、一度「当たり」を経験すると話はガラッと変わってしまう。
1コインなんかじゃ済まなくなるのが人間の悲しい性である。

軍資金の額が最初の10倍になったころにわかったのは、
パチンコで「負ける」ことがハンパじゃなくイタイということ。
その痛みが身にしみている、まさにその時。
店内で聴こえてくるのが、この曲のサビであった。

いい曲なのは、十分わかってるつもりだ。
再び顔を上げ、歩き出すための勇気をくれる歌だもの。

でも…でもね。
未だに私は、ちょっとだけこの曲が恨めしいんである。


Shiratama Akkey |MAILHomePage

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