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ココマデキタヨ日記
ユウマ
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2002年11月10日(日)
ススキコロニー

ススキなんてどこにでもある。
日本の野原風景を代表するススキ。
だからこそ旅好きなオレにとって
ススキは切っても切りきれないほど、
旅の心象風景なのだ。

ススキはやさしい。
その穂のやわらかさがゆらゆらと
秋の風に揺れているその様子は、
心を和ませる。

夕陽にこれほどマッチする植物はないだろう。
ススキの穂が夕陽を吸収する。
すると穂は黄金にまぶしく輝く。
この「吸収」すると言う表現がよく似合うのは、
やはりススキの穂が一番である。

曽爾高原のススキはいい。
何がいいか。
それは独特な地形にあることだ。
倶留尊山の山頂下部から中腹まで広がるため
起伏が豊かである。
だからススキをいろいろな方向から眺められる。
少し上から見ればそのススキ草原を実感できる。
もうひとつは夕陽とうまい具合に方向が合い、
ちょうど夕陽が当たる。
周りは山ばかりだが西の方向だけ山が遠いから
さえぎるものがない。
しかもススキはかなり高いところに生えている。
つまりロケーションばっちりで周囲の景色もいい。

曽爾高原まで有志を募り車で出かけた。
車の渋滞に会いながらも、
夕暮れ時に着くことができた。
本当は自転車で1泊してゆっくり行きたかったのだが、
日時の関係でやむを得ず車にした。

きれいな夕陽とススキを見ることができて満足だ。
はしゃいでみんなでススキの山を上り、
上から見た夕焼けはほんときれいだった。
秋の冷たい風で頬が冷たかったけど、
気持ちは温かかった。
みんなも楽しそうで良かった。

源泉の良さと温泉の良さにこだわり榊原温泉まで行く。
蒸し風呂や露天の樽風呂まであり、
肌はつるつるだった。
そんな秋の一日だった。