ariの時々日記

2003年12月11日(木) 切ないね。

今年最後のクレジットカードの引き落としの日が近づいてきたわ。
あぁ、寂しい・・・・。

もっとなんか素敵な「今年最後」を思い出せってか。
そうよね、寂しいわね、ホント。

今日の夕方、実家の母から電話がありまして。
祖母の妹が亡くなった、という電話でした。

祖母の妹って、何て呼ぶのかしら。
あたし達姉妹はずーっと
「小杉のおばちゃん」
って読んでいたんだけど。

小杉のおばちゃんは、昔から細くて身体の弱い人だった。
双子の娘と息子を産んで、旦那さんを早くに亡くし、
祖母ととても仲の良い姉妹だった。
祖母と、あたし達姉妹と母と一緒に旅行もした。
その旅行はすごく良い思い出でずーっと今覚えている。
毎年「お年玉」を忘れずにくれるのも小杉のおばちゃんだったしね。

双子の息子の方は、生まれつき障害を持っていて、今は施設に入り、
そこで仕事をしている。
娘の方は、あたし達姉妹をかわいがってくれてとても良い「お姉ちゃん」
だった。
今でも「お姉ちゃん」とあたしたちは呼んでる。

でも。

ここ1,2年でますます身体が弱った小杉のおばちゃんは遂に施設に
入ることになった。
自分で荷物を持つこともできなくなっちゃったから。
そして、夏先。
病院に入院した。

ここ2,3ヶ月先生からも
「年は越せないでしょう」
と言われていたほど弱ってしまっていたのでほぼ毎日お見舞いに行っていた祖母と母はある程度の覚悟はしていたらしい。

けれどおばちゃんの娘は1ヶ月に2,3度しかお見舞いには来なかった。

そして今日、おばちゃんは亡くなったおじちゃんの元に行っちゃった。

妹と電話でおばちゃんの思い出話を話し込んでいたときに、あたしは妹に

「あのさ。ママやパパが亡くなった時はさ。
一週間は2人で実家に泊まろうね。でさ、最後までずっと一緒に
いてあげようね。」

と伝えた。
妹は

「そうだね。あたし達2人が一緒にいたら寂しくないもんね。
でもさ、パパやママに借金があったら、あたし逃げても良い?(笑)」
と。

あたしは、借金があったら切ないね。そしたらあたしも居留守使うよ。
と2人で笑った。



良い思いでばかり残してくれてありがとうね、
小杉のおばちゃん。
あしたはおばちゃんの姪っ子の孫の誕生日だよ。
お空からおめでとう、って言ってね。


 < before  INDEX  <future


ari [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加