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るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 愛の言葉に、感謝はいらない

私は

彼ととりあうコミュニケーションのうち、

電話で声を聞き その日の彼の感情を読み取り

心がつながっていると確信すれば

結構それで満足してしまう。







要は 私は彼の声を通して愛情確認が出来ればそれでいいのだ。

メールでは 彼の声程の甘さが伝わってこず

その彼の愛情を確認したくて

満足するまで送信してしまう。







彼から電話がかかり

彼の愛の言葉を受けると

私は反射的に ありがとう

と、言ってしまう。







その私の「ありがとう」が

彼には少し 気に入らない。







私のその ありがとうに対して、彼は





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と言う。







わたしには、そんなタカピーな反応はとてもできない。

彼はそのくらい気位の高い女性が好きなのだ。

そんなことは、私は彼と接触した初期のころから感じていた。







彼は 私を非常にプライドが高い女性だと言うし、

私もそれを自覚していて

時に自分のそれを持て余す時もある。







それでも彼は

更にその上をいくような 反応を好む。

それは、ひとつ間違えれば厭味な女と紙一重だと思うのだけれど、

愛で満たされている時には

そのくらいの気位の高さが彼には心地いいらしい。







わかっていても、私は今日も彼の愛情表現に対し

ありがとう

と、言ってしまう。






2009年01月10日(土)
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