NINJA-SYSTEMS
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 今更ながら初めて知る

彼が

待ち合わせの時間に少し遅れそうだから

瑠璃ちゃんひとりで 先にあのお店に入っていてくれと

メールが入る。

しかも、予約はしていないという。







予約がない

彼も一緒ではない

彼が常連として遇されているお店。







ドキドキしながら 入店すると

いらっしゃいませと 声がかかる。

空きはあるか尋ねると、あるという返事。

私は ホッとする。

言われた席に 一足先に座して彼を待つ。

そして、

無事 到着して お店に待機している事を

彼にメールし、一安心。









ここで私は





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板さんに

今日のお勧めを聞く。

そうしたら、沢山お勧めがあり過ぎて

一言で言えない

というようなあしらいを受けてしまった。







彼が一緒なら、決してこのような対応は無いのにと

久しぶりに訪れる私は

今更ながら 彼の力の一端を知るのだ。







彼が 五分程してお店に到着し、

私の横に座った。

私は彼に いまの板さんとの会話を彼にちくる。

彼は、

こいつは 調子がいいからなぁ

と、それとなく その場を和やかなものにする。



蟹酢ゼリーのかかったセイコ蟹




お食事を堪能し、

彼が支払う今日の夕食代を

私は 今更ながら初めて知った。

ここはそんなに高くないんだと いつも言う彼だったけれど、

二人で三万では足りなかった。







いままで、彼は私の眼の届かない所で

支払いを済ませていたから

私は 本当に一度のお食事代の価格を知らなかったのだ。







瑠璃ちゃんには、本当に美味しいものだけを食べさせたい。

いつもの彼の口癖が、

今日 私の目の前で 価格として証明されたような気がした。






彼に撮ってもらった街角のクリスマスツリー



2008年12月20日(土)
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