NINJA-SYSTEMS
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 私の人『Rの画像』

Rと私は あるサークルの仲間でした。

私の家で 同じサークルの男の子の送別パーティーを開く事になって、

Rは 初めて私の家にやってきました。






ずっと思っていたことでは在りましたが、

20人程集った男の子のなかで

Rは、際立った存在感がありました。



また、容姿以上にその内なるRの才能と精神は

私を虜にして余りあるものでしたが、


私は敢えて 己の心を抑えていました。

Rが私を好きでいる訳がない、

そう思っていたのです。






しかし、私が毎日ネットにアクセスする時間帯には 必ずRのIDもあり

いやにタイミングの合う人だとは 思っていました。

後日知った事ですが、

私がオンラインになる頃を見計らって

一時間ほど前には いつもネットでスタンバイしていたと Rは言いました。






その夜のパーティーはとても楽しいもので、

ケータリングの食料を囲み 語らい 飲み 

卓球をしたり めいめいの車を触ったり

ジムカーナーの話で盛り上がったり、

それは楽しい夜が更けて行きました。

立ち去りがたい人も在り、

すっかりヨッパしてしまった人もあり、

結局 四人ほどの男の子が 私の家にそのまま泊まって行きました。

その中には、

家庭教師のバイトが入っていた筈の Rも含まれていました。






その数日後、 一本の電話が架かって来ました。

二分間程の無言があった後、相手が私に告げました。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、Rです。」








この日から 私はRの恋人になりました。








何年経っても 人のアクションは 変わらぬパタンをとるかのような

あの日の電話の間合いのような 二分ほどの沈黙の後、

「サファイアさんじゃないです。ずっとご無沙汰してるRです。」

懐かしいRが 

私のメッセに突然飛び込んで来ました。







私は Rに今の私の姿が写っている画像を

本能のように 送信していました。




折り返し、

「会社の備品の携帯ですが。。。今、写しました。どうやって画像送ればいいんだろ。」

Rからも 画像が私のパソコンに届いたのです。





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いつの間にか時間は、零時を回っていました。







私は Rに このごろの仕事を尋ねました。

すると、私がいつも便利に使っているネットの

そして 多分これを今お読みの方の中にも

便利に使っている方が沢山いらっしゃるだろう あるシステムの

そのコアを、

Rは構築したのだと いいました。







私は 感動してしまいました。

ずっと離れていた筈なのに

私はRの作ったプログラムを使って

ネットで楽しんでいたことになるのです。








遠くに行ってしまったはずのRが こんなに傍にいたなんて。

互いの近況を話しているうちに

時計は 午前二時を回っていました。








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また、長くなってしまいました。

よろしかったら、しばらく私の今の惑いに

お付き合い下さればと思います。









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2003年11月08日(土)
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