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るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 いつだって欲しいものは心

すこし現実から逃避行しようと思い立ったのは

ひと月ほど前の事でした。

とんとん拍子に事が運び、

ローガン空港で待ち合わせをする事になりました。







旅は 戻ってくるからいいのだと

よく人は言いますが、

戻りたくないほど居心地のいい場所もあります。

私の場合 それは祖母の胸の中でありました。

胸の中とは、物理的にいうところの胸の中です。

思い出としての胸の中では ありません。







小さい頃

私はずっと 祖母のような人になりたいと思っていました。

祖母を頼って 様々な人が尋ねて来ました。

一時間寝かせて欲しいと請う 農家に嫁いだ中年のご婦人やら、

ご飯を食べさせて欲しいと請う 質素な身なりのご婦人が。

更には 孤独な魂をもてあました裕福な未亡人が

地方都市にすまう祖母の周りをいつも彩っていて、

幼い私は 詳しい事情も解らぬまま 感動していました。







いつしか競争することを覚え

大好きだった祖母も亡くなり

私の中のあの祖母性も いつしか 姿を消してしまったけれど、

アメニモマケズを好む精神は 未だ私の中で息づいている。








親切な人は アメリカにもいます。

今日、ホテルのリザーブが済みました。

シェラトンとヒルトンです。

ロスにいる知人のお陰で 

シェラトンはクラブレベルのお部屋がなんと50%オフでした。 


西海岸にいる人が

東海岸のホテルを予約してくれる。

それも 他人のために自分の名前を私の名前に付けて。

その人自身の存在が ホテルが歓迎する客層にフィットするために

その人にはいつも50%オフの料金が適用される。

そんなカラクリのようでした。








すごいなぁ。

純粋に 憧れてしまいました。

そんな女性実業家に 私もなりたい。





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もちろん、女友達は大歓迎してくれる事は判りきっています。

そうではなく、

スペシャルな人に なにかひとつ。






どうしてそれが嬉しいかといえば、

それは 私のこころを受け入れてもらう

それに 連なる行為だからでしょう。







いつだって 肝心なものは こころです。






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2003年10月22日(水)
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