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■ 惚れ惚れしたのですよ私は。
赤裸々に
自分を 一年間もエンピツで語り続けていそうで、
その実 何も語ってはいない
うさんくさいヤツ。
そう
それは 私。^^;
(自分で言ってるのだから 始末に終えない。笑)
例えばの話
どなたかの日記を読んでいて
「彼から『あと五分で着くからね。』というメールがはいりました。」
というような記述に出会ったとしましょう。
あと五分先の
待ち合わせ場所が渋谷なら・・・・・・彼はJRか私鉄で移動しているかな?
待ち合わせが地方都市なら・・・・・・彼は車で移動しているのかな?
と、勝手に想定しますよね。
でも、
遠恋が明記されている日記なら・・・・・・飛行機か新幹線で移動しているのね
など、正確な距離感がつかめます。
読み手の自由な想像に委ねる前者の「渋谷・地方都市タイプ」のような、
つまり 私の様な書き方は
相当 胡散臭い。(笑)
嘘は全くついていないのにもかかわらず、
それは 未遂の嘘にちりばめられている。
と、いうわけで
胡散臭いヤツを少し払拭する意味で、
今日は現実的な仕事ネタを書いてみようと思います。^^;
私は月刊誌と
不定期のビジュアル系(バンドではなく本来の意味の 笑)書籍を
主に編集する仕事 をしています。
では 具体的には何をするのか?
それは一言で言えば
真っ白い紙に 全ての指令をいれ
人の心と頭を一定時間釘付けにするものを生み出す
と、言う事でしょうか。
全ての指令とは
いつごろ 誰に 何を伝えるか というプランニングから始まり
誌面のデザインという緻密な作業を経て
ゲラで文字やデザインのチェックをし
色校でビジュアルのチェックをする、
すごく大まかに言うとそんな流れ。
これを 常時三ヶ月分くらい平行して持っている
物によっては
一年前倒しで抱えている場合も珍しくはありません。
・・・・・・・・・・・・、いたずらに前置きが長い
m(_ _)m
今日、ちょっとした感動を覚えました。
・・・・・m(_ _)mいたずらに長いので、あまり興味の無い方は下のドットまでスキップしてください・・・・・
私は印刷所を 実は変えたいのです。
簡単な事に 思えますでしょ?
でも、苦悩の訳は書きませんが
印刷所を変える・・・・・・・・・・・・それは私の場合、
後に引けない勝負に出るという事に等しい。
印刷所を変えた場合、
通常印刷でいうラインの10倍の単位で
つまり1700ライン程度の高精細印刷が、同単価で実現します。
思えば四年前
生意気にも私は【高精細印刷でして欲しい】と、現在の印刷会社に提案しました。
答えはNOでした。
そんな高度な印刷をしているところは無いというのです。
当時の 最先端の技術であり、
それは 単価もべらぼうに高いものでした。
(四年前ですから、
その会社の営業にとって高精細印刷という言葉自体、
初めて聞く言葉であったようですし、
今でもその会社はソレを行えません。)
印刷業界は
コンピュータ化によりくっきり明暗が分かれた業界です。
この高精細を行える程のスキルを持つ印刷会社は
どれ程あるでしょう。
しかも 美術年鑑やアーティスティックなポスターならいざ知らず
一介の月刊の出版物に1700ラインなのです。
編集者冥利に尽きる話です。
更に私は 再度 紙質を替えたいのです。
紙にはヒエラルキーがあって、
A0 A1 A2 B1 B2 B2〜b
というように区分されます。
A0は、アクアマリンに代表されるような超上質紙で
A1は、現在私がチョイスしているダルアートが含まれ
A2になると、アート紙・コート紙といった一般的な紙になり
Bレベルからは、織り込みチラシのような紙になり、
単価もそれに正比例して
上に行くほど高いのです。
A1レベルに負けない
いえ現在私が採用しているA1の『ダルアート』より勝っている
A2の『ホワイトニューV』を、
デザイナー上がりの彼は提案してきたのです。
彼とは、
言わずと知れた
私が乗り換えたい印刷会社の支社長です。
なんて 仕事の出来る人でしょう。
惚れ惚れしますよね。(笑)
私の指定している紙の重さの単位は90キロなのですが、
『ホワイトニューV』なら、同じ90キロなのに110キロの手触りが望める。
このキロというのは同量の枚数で何キロの重さがあるかという事で、
重いほど一枚の紙の厚さも普通厚いのですが、
軽いのに厚く感じるのが『ホワイトニューV』だという訳です。
どうして軽いのに厚く感じるとメリットがあるの?
という疑問が沸きますか?
厚い紙はその書籍に高級感をもたらしますよね。
でも、年間購読予約などで第三種郵便で送る場合、
送料が変わってくるため
ある一定の重さ以上にする訳にはいきません。
そこに 軽くても厚い(厚く感じる)紙の価値があるのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまでが、スキップエリアです。(笑)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いきなり話が 突如飛躍的に専門エリアに飛んでしまいました、^^;
このすごさを すんなり理解してくれた人がいて、
すごく驚きました。
印刷所を変える・・・・・・・・・・・・それは私の場合、
後に引けない勝負に出るという事に等しい。
そう言ったら、
そのすんなり理解してくれた人は
言ったのですよ。
「負けなきゃいいのさ」
この返答にも、
実は
惚れ惚れしたのですよ
私は。(笑)
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2003年10月09日(木)
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