与太郎文庫
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2008年11月21日(金)  五人の第五交響曲 〜 やっぱりムーティ 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20081121
 
 もし《悲愴》が書かれなかったとしても、この《第五》さえあれば、
チャイコフスキーの評価は不滅ではなかったか。ベートーヴェンもまた、
《田園》を書かなかったとしても、あの《運命》さえあれば……。
 
 ムーティは、その曲の運命を知っていて「諸君、この曲がどうなるか、
わたしに任せなさい」と云わんばかりに、いつも自信たっぷりである。
 どうして他の指揮者たちは、彼のように振らないのか。
 
── 《芸術劇場 2008/11/21 22:40〜24:25 NHK教育》
 リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団-
 2008年の日本公演。曲目はロッシーニの「セミラーミデ」序曲、
チャイコフスキーの交響曲第5番ほか。
 人気、実力ともに世界の頂点に立つオーケストラ、ウィーン・フィル。
日本での人気もきわめて高く、1956年以来たびたび来日公演が行われて
いる。2年ぶりの来日となる今回は、イタリアの巨匠リッカルド・ムー
ティがタクトをとった。ミラノ・スカラ座の音楽監督として活躍したム
ーティだが、ウィーン・フィルとは長年の信頼関係を築いている。
 
 初耳アンコール ── シュトラウス《ワルツ:アマーリアの思い出》
 
── 指揮者は、出てくる音に合わせて棒を振るのではない。
 オーケストラは、指揮棒に合わせて、演奏するわけではない。
 しかし、なんらかの意気投合によって、緊迫感が生れるのだ。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20081018
 切れ味 〜 音を引き出す棒切れ 〜
 


18081222 初演 ベートーヴェン38 指揮《交響曲第5番ハ短調Op.67“運命”》
18790329 初演 ドヴォルザーク37   《交響曲第5番ヘ長調Op.76 B.54  》Praha
18881117 初演 チャイコフスキー48指揮《交響曲第5番ホ短調Op.64    》
19151209 初演 シベリウス50   指揮《交響曲第5番変ホ長調Op.82   》19161208改訂再演
19371121 初演 ショスタコーヴィチ26 《交響曲第5番ニ短調Op.47“革命”》ムラビンスキー27指揮

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070101
 宿命 〜 文化果つるところ 〜
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040919
 NHK三人娘 〜 誰が青春を奪ったのか 〜
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030115
 幻の《弦楽技法》 〜 未投函書簡より 〜
 
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3984023.html?ans_count_asc=1
 交響曲の構成── 芥川 也寸志《音楽の基礎 19710831 岩波新書》
 
(20081122)
 


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