与太郎文庫
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2005年07月06日(水)  ヌーボー・ロマン

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050706
 
── だれも歴史を見ることはできない。草が成長するのを見ることも
ないように……。 ──  Simon,Claude《Histoire,1967》
── 《虚々日々 20001224 阿波文庫》P100
 
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 クロード・シモン氏(フランスのノーベル文学賞作家)6日、パリで
死去、91歳。死因は不明。フランスの出版社が9日発表した。
 1913年マダガスカル生まれ。南フランスやパリで育ち、第2次大
戦で騎兵連隊に動員され捕虜となったが脱出した経験を持つ。
 戦後、代表作「フランドルへの道」、「歴史」などを発表し、85年
ノーベル文学賞を受賞。近代小説の形式を無視し、革新を目指したヌー
ボー・ロマンの代表的作家として知られ、約20の小説を発表した。
(パリ共同)
http://www.kyodo.co.jp/?PG=STORY&NGID=mour&NWID=LATEST
 
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♀Sarraute,Nathalie  作家 19000718 France 19991019 99 /Russia〜
 Simon,Claude    作家 19131010 France 20050706 91 /〜ファルサルの戦
 Robbe-Grillet,Alain 作家 19220818 France       /映画監督
 Butor,Michel    作家 19260914 France       /“Nouveau Roman”

 
── ヌーヴォー・ロマンは、フランスで生まれた前衛文学運動。作者
の世界観を読者に「押しつける」伝統的小説ではなく、プロット (物語)
の一貫性や心理描写が抜け落ちた、ある種の実験的な小説。読者は、与
えられた「テクスト」を自分で組み合わせて、推理しながら物語を構築
していかざるを得ない。サルトルやロラン・バルトらに擁護された面も
ある。
 主な作家に ロブ・グリエやクロード・シモンやナタリー・サロート、
ビュトールらがいた。正確には彼らが運動を起こしたわけではなく、そ
う呼ばれたに過ぎない。
── フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
── ヌーボー 0 [(フランス) nouveau] 〔新しいの意〕(名)
(1)当年産のワイン。
(2)二〇世紀初頭、フランスで流行した新しい美術様式。ヌーボー式。
→アール-ヌーボー(ト/タル)
〔ヌーボーの音に、ぬうっとぼうっとしていることをかけてしゃれて言
った語〕つかみどころがなく、要領を得ないで、ぼうっとしているさま。
「―とした大男」「―主義」
── goo 三省堂《大辞林 第二版》
 
 与太郎の幼時記憶によると「彼は、ヌーボー然とした奴でね」とか、
「大男が、ヌーっと立って、ボーっとしているさま」に用いられていた。
 
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