http://d.hatena.ne.jp/adlib/20041114
　
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　桜井義晃（さくらい・よしあき）1921年（大正10年-9。本名桜井文雄。
業界でいちはやくタイプライターや写植機を取り入れ、近代化の先導役
を果たす。全国団体の結成に尽くし、1963年（昭和38年）から日本軽印
刷組合連合会の会長をつとめる。現在、株式会社広済堂会長。
http://www.showa-corp.jp/month/who/who.html
　
　桜井文雄氏（さくらい・ふみお＝広済堂会長）１３日午前８時５５分、
心不全のため自宅で死去、８３歳。京都市出身。葬儀は近親者だけで済
ませた。社葬として「お別れの会」を１２月７日、東京都港区芝公園３
の３の１、東京プリンスホテル「鳳凰（ほうおう）の間」で開く。時間
は未定。葬儀委員長は後任の平本一方（ひらもと・いっぽう）会長。
喪主は妻美江（よしえ）さん。
http://www.kyodo.co.jp/?PG=STORY&NGID=mour&NWID=LATEST
　
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　日本の印刷業界は、凸版印刷と大日本印刷の二大大手が、市場を割拠
して「一二があって三位なし」といわれた。その一方の雄、凸版印刷の
筆頭下請だった廣済堂が、版下製版部門の下請数十社を併合する。
　
　その当初、1971年十一月から翌年三月にかけて三ヶ月ほど、与太郎は、
関西桜井広済堂の出向社員として凸版印刷大阪工場に勤めていた。
　わずかな期間だったが、多くの重要なことを学んだのである。
　
　ある日、大移動がはじまる直前の職場に現われた、桜井社長は、社員
一人一人の手を握って「桜井です、よろしく！」と声をかけた。
　ドスの利いたバス・バリトンの迫力に、社員一同感動してしまった。
　
　与太郎は、創立記念式典（豊中市民会館、二月ごろ？）にも参加する。
　なにしろ数百人の社員が全員そろうまで、予定より十数分もおくれた。
　そこで社長は、日の丸を背に、つぎのような演説をした。
　
「われわれは、毎日毎日、一歩一歩死に向って歩んでいる。一分一秒と
いえども休むことなく進んでいるんだ。それなのに君たちは、まあいい
だろうとばかりに、遅刻して来る。まったくけしからん！」
　
「一人が一分おくれると、三百人なら３００分、合計５時間もの貴重な
時間が失われるのだ。どうして、こんな簡単なことが理解できないのか。
なんと心得ておるのか！」（場内は粛然として静まりかえった）
　
「ところで、わたしは“サブちゃん”こと北島三郎の歌が好きだ。
　彼の歌を聴くと、涙がこぼれそうになる。なんとも言えない……」
（社長の話は、思わぬ方角に向っていく）
　
　結局、桜井社長の演説は、３０分のうち半分が“サブちゃん”の話題
に終始した。これを三百人が聴かされたのだから 15*300/60＝７５時間、
一曲三分半とすれば 15 * 300) / 3.5 = 1285.71429 曲に相当する。
　
　以下は余談になるが、桜井圭子という小学校同級生がいて、彼女の家
の風呂に入れてもらったことがある（前後のいきさつは思いだせない）。
　おまけに、引き戸のすきまから、ちらり彼女のヌードも見てしまった。
　
　当時、自宅に娘の友だちまで入れる広さの風呂があるのは、かなりの
有力者だったのである。その後、京都から大阪に引っ越したことから、
彼女の父が、廣済堂の社長ではないかと、ずっと考えてきた。
　
　彼女の、彫りの深い目鼻だち、浅黒い精悍な肌色と魅力的な眼差し、
その父に面識はないものの、桜井社長の印象と重ねあわせると、おなじ
血脈に思えてならないのである。
　
　このほど桜井 義晃＝文雄が同一人物であることが判明し、没年月日と
享年が分ったので、逆算すると、彼女が娘であるためには、十八才の父
でなければならない。しからば彼女の伯父ではなかったろうか（？）。
　

　沢村 嘉一　凸版印刷社長 19160101 滋賀　　　19810220　65 ／急死
　桜井 義晃　　広済堂社長 1921.... 京都 東京 20041113　83 ／籍＝桜井 文雄
　北島 三郎　　　演歌歌手 19361004 北海道／《兄弟仁義,1966》《函館の女,1965》

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