与太郎文庫
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2004年06月19日(土)  最初はグーグル? 〜 Google vs Yahoo! 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040619
 
 古典的なジャンケンに「最初はグー」というルールを創案したのは、
コメディアンの志村けんだそうである。「後出し」とか「フライング」
を補正する画期的ルールだから、後世もっと評価されるかもしれない。
 
 2000年問題はなやかなりし頃「最初はグー」だった。いまや Google
が検索エンジンの代名詞となったが、もとは Goo ではじめた人も多い。
 当時は検索機能が競合するなど、想像できなかったのである。
 
 次世代(2001〜2002)の怪奇現象は、たとえば映画《マトリックス》
をヤフーで検索すると、わずか86件だったが、グーグルなら数千件に
およんだ。知る人ぞ知る、両社の技術格差は歴然としていたのである。
 
 ところが、ウィンドウズの団塊世代でもある“ヤフー神話の信者”は、
あいかわらずヤフーで検索するものと思いこんでいたらしい。そこで、
ヤフーはグーグルに検索を全面委託するという大英断に踏みきった。
 
 それ以来、窓口がちがうだけで、結果は同じだと信じられていたが、
ヤフーを通じてグーグルを利用する人々と、最初からグーグルで検索
する人たちとの間に、ふたたび“二極分化”が生じていたのである。
 
 実は《与太郎文庫》にも異変があった。先月末(20040530)のメモに
「エンピツ&はてな」のアクセスが拮抗、カウント数は読者数にあらず、
という前提で“アクセスの安定的倍増現象”を書きとめている。
 
 過去の、一時的なアクセスの増減については、下記に詳述してある。
《与太郎文庫 20030222 アクセス・アップ“怪奇現象”》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030222
 
 このたび、アクセスと検索件数との因果関係をもとめて、かんたんな
テストを試みたところ、件数の多い Google が、少ない Yahoo! を網羅
していないことが判明した。
 
 それぞれの検索窓に“与太郎文庫”を入力した場合の抽出件数の比較。
 Yahoo!  15件(指定どおりのキーワードで、よく絞込まれている)
 Google 751件(与太郎+文庫を分割して、無関係なページを含む)
 
 つぎに“与太郎+文庫”と分括入力した場合はどうか。
 Yahoo! 480件(指定どおりのキーワードで、序列が変る)
 Google 751件(分割してもしなくても変らない)
 
 これだけで、どちらが優れているという議論にはならないが、個々に
検索のテクニックがあるにしても、たぶん“天動説”のようなシステム
に寄生依存しているにすぎないのではないか。   (Day'20040619)
 
http://www.hatena.ne.jp/1087195771
── はてな市民の守備範囲について(いわし掲示板)
http://www.searchdesk.com/survey.htm
── Yahoo! Japan:独自ページ検索の開始(最新版 20040602)
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http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
2004年10月28日(木)  月々の語彙 〜 Google Zeitgeist 〜
2004年08月22日(日)  アクセス&あくせく 〜 Keyword Counter 〜
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2004年03月31日(水)  泣かない女たち 〜 ダブル・マキコの対


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