与太郎文庫
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| 2004年01月19日(月) |
《初演366年譜》 〜 弓ひく乙女 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040119
17870119 初演 モーツァルト《交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」》17861206 作曲 17910119 作曲 モーツァルト《6つのドイツ舞曲》 17910129 作曲 18530119 初演 ヴェルディ《歌劇「トロヴァトーレ」》 18830119 作曲 ヴォルフ《セレナード》 18840119 初演 マスネ42《歌劇「マノン」》オペラ・コミック 18890119 作曲 ヴォルフ《現象》 18930119 初演 アルベニス《歌劇「魔法のオパール」》 ──────────────────────────────── 18930201 初演 プッチーニ35《歌劇「マノン・レスコー」》フェルラーニ 18940508 初演 マスネ《歌劇「マノンの肖像」》 195009.. 封切《映画「情婦マノン」》 19380409 巌本 真理 第6回音楽コンクール(昭和12年度) 19381119 辻 久子 第7回音楽コンクール(昭和13年度) ──────────────────────────────── ♀巌本 真理 ヴァイオリン 19260119 東京 19790511 53 巌本真理弦楽四重奏団主宰 ♀辻 久子 ヴァイオリン 19260316 大阪 日竜月竜&ストラディヴァリウス
>> ノイズ 〜 自動制御用語「悪魔の辞典」 〜 fujix(19431012) 仕事をしているそばで、くだらない話をぺらぺらやられると本当にい らいするするものだ。アメリカの物理学者クロード・シャノンの通信理 論によれば、ノイズとは「元の情報が相手側に正確に伝わることを妨げ る存在」としている。これによれば、ノイズによるいらいらが問題では なく、ノイズが思考だとか、仕事を正確にできなくすることが問題であ ることになる。このようなノイズの影響を少なくするため、シビアさを 要求される情報系では、難しい言葉だが「冗長度」を高める必要がある。 すなわち同じ情報を2度送るとか、違う情報システムを併用するとかが それに当たる。当然ながら手間とか金が余計にかかりシステム全体の効 率が落ちることになるのだが、それはしょうがないと考える。 しかし、ノイズが必ずしも有害ではないという説が最近の情報理論で は有力である。そう言われてみると確かにそうかもしれない。暗い部屋 を描いた重厚なタッチの昔の有名な名画を調べたら、実は長年の“汚れ” が絵の表面にこってり付着しており、本来は明るい部屋を描いたつまら ないものであった、という話を聞いた。なんのことはない。名画を鑑賞 しているつもりで汚れ(ノイズ)を見ていたのである、人間を判断する 基準になる外観も実はノイズだらけかもしれないし、存在そのものがノ イズである人間もいるかもしれない。 以前、ゴミを掃除するロボットをある会社が制作したが実はなにがゴ ミでなにが大切な物かをロボットに教えるのが難しくて商品化出来ない、 という話を聞いた。なにをもってゴミと判断する基準が難しいし、もっ と言えばないのである。 同様にノイズも個人差、人種によっても受取りかたが異なるため完ぺ きな定義は不可能のような気がする。バイオリニストの巌本真理が音楽 以外に一番好きなのは雷の大音響だというのだから。 (1991年1月) ── http://home10.highway.ne.jp/fujix/dv16.htm
(ノイズ) 投稿者:与太郎 投稿日: 20010911(水)06時23分05秒
「バイオリニストの巌本真理が音楽以外に一番好きなのは雷の大音響」 は、すばらしい発言ですね。ぜひ出典ご教示ください。かつて私の対談 《弦楽四重奏談 19690712 他》で、彼女の直截な感性に打たれました。 はじめて出会った、ほんものの芸術家として、いまなお忘れることがで きません。 << 上記の質問には回答なし。アメリカ人の貿易商ミセス・ジェーンも、 雷鳴を「自然の展覧会」と表現した。自立した女性には、共通の感性が あるのかもしれない。 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19690712 ── 《日本の弦楽四重奏談 �� 19690712 月刊・アルペジオ》 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19710901 ── 《英対話 19710901 Awa Library Report》 >> 烈女列伝 〜 アーティストたちの矜持 〜 前原 政之 戦前・戦後を通じて日本を代表するバイオリニストとして活躍を続け た巌本真理は、晩年、ガンと闘いつつ演奏活動を続けた。最初に現れた のは左胸の乳ガンで、そのために左乳房切除の手術を受けた際、彼女は 執刀医にこう訴えたという。 「先生、バイオリンが弾けなくなってしまうなら、救っていただいても 生きる意味はないのですが・・・・」 なにか、背筋に震えが走るような言葉である。「仕事だけが私の生き がいだ」と口で言うのはたやすい。だが、死が眼前にやってきたとき、 仕事への執着が生への執着を上回るような人が、いったいどれだけいる だろう。 そもそも、彼女が胸のしこりに気づいたのは、入院より半年以上も前 のことだった。自らが率いる「巌本真理弦楽四重奏団」の公演予定を優 先し、病院へも行かずに地方公演を続け、12月の定期演奏会を終えてか らようやく入院したのだ。もし、公演をすべてキャンセルしてすぐに入 院していれば、早期発見でガンは完治したかもしれない。だが、彼女に とって、演奏活動はすべてに優先すべきことだった。たとえそのために 自らの命を縮めようとも・・・・。 その巌本真理と同じ1926年に生まれ、1年違いで「毎日音楽コンクー ル」に1位入賞して世に出たのが、同じくバイオリニストである辻久子 だ。 11歳でのデビュー以来60年以上、彼女はバイオリンとともに歩んでき た。いまや女性バイオリニストの代名詞ともいうべき存在であり、大阪 にはその名を冠した「辻久子記念弦楽アンサンブルホール」もある。 辻久子といえば、73(昭和48)年、バイオリンの名器「ストラディバ リウス」を買うため、自宅を手放したというエピソードでよく知られて いる。兵庫県西宮市の自宅を3500万円で売却し、3000万円のストラ ディバリウスを手に入れたのだ。20数年前の3000万円はたいへんな 金額であり、マスコミにも騒がれた。 彼女はのちに、このときの心境を振り返ってこう語っている。 「家のローンはいいけれど、バイオリンのローンはイヤ」 そう思ったからこそ、家を売ってまでストラディバリウスを買ったの だと・・・・。 つまり、こういう意味だと思う。バイオリンをローンで買うことは、 残ったローンの分はまだ“自分の所有物”にはなっていないということ である。彼女にとってバイオリンは武士の刀のようなものであり、それ を弾くことは真剣勝負だ。なのに、ローンが残っているという“負い目” が心の片隅にあっては、それが無意識の遠慮となって、バイオリニスト としての技量を百パーセント出しきれないかもしれない。たとえ家を売 ってでもそれは避けたい、と・・・・。 辻久子と巌本真理。日本を代表する女性バイオリニスト2人の“名言”。 そこには、音楽に人生を懸けたアーティストの矜持が、にじみ出ている。 ── http://www3.ocn.ne.jp/~sitemm/onna1-4.htm << 昭和十二年の音楽コンクールは、支那事変(満洲事変は昭和六年)の ために一年延期された。 かくて昭和十三年の春と秋に、あいついで巌本 真理と辻 久子、その 翌年は、江藤 俊哉と岩渕 龍太郎が登場して、それぞれ十二歳(数えて 十三歳)でデビューしたのである。 かつて与太郎は、巌本 真理と岩渕 龍太郎にインタビューしたので、 いずれ《弓ひく天才少女少年たち》というようなタイトルにまとめたい と考えていた。 これを“本伝”とすると、与太郎の音楽自伝は“外伝”にあたる。 ただし、与太郎は一介のアマチュアであって、指導を受けたわけでも ない。縁もゆかりもないのだが、どうしても書きとめておきたいことが いくつかある。ひとつは、インタビューのなかで、活字にできなかった エピソードである。もうひとつは与太郎の楽器を通じて、意外なルート が判明したことを記しておきたい。二人の弦楽器制作者に会った記憶も、 今となっては希少な体験にちがいない。 いますぐにまとまった内容にはならないが、いずれは《双竜外伝》と あわせて《弓ひく天才少女少年たち》を完成したいものだ。
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