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| 2003年10月19日(日) | 米英の敵 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20031019
Yahoo! 掲示板
アメリカテロ事件についてですが・・・
2003/10/19 15:24メッセージ: 1 / 1
投稿者: zyun_script (女性/北海道)
アメリカのテロ事件ですが、一つ聞きたいことがあるのですが・・・。
北朝鮮やイラクのことを「悪の枢軸」と大統領は発言していますが何が
「悪」なのでしょうか？できるだけ詳しくおしえてほしいのです。
よろしくおねがいします。
米英の敵
2003/10/20 20:39メッセージ: 2 / 2
投稿者: aedlib2000
アメリカ大統領のいう「悪」とは、“非民主主義”のことです。
「枢軸（axis）」とは、政治機構の中心軸のことです。かつて日独伊
“三国同盟”で用いられたことばです。
これら三国の中心は、日本の天皇崇拝、ドイツの一党独裁（ナチス）、
イタリアの軍事政権でした。支配者を交代させるには、議会はあっても、
選挙より武力だったのです。
（この三国は、世界大戦の敗者として、いまも制裁を受けています）
イラクは軍事クーデターで、北朝鮮は革命ゲリラによる独裁政権で、
ともに武力勝利者の一族を頂点とする階級社会“非民主主義国家”です。
アメリカが、アフガニスタン以後の対象と考えるのは、イランです。
その共通点は、宗教的指導者が軍事を支配しているからです。
（非承認国家のパレスチナは、もっと過激な状況にあります）
アメリカは、二つの「悪」に直面しています。ひとつは独裁国家で、
もうひとつは“イスラム”です。アメリカ大統領が就任式で、キリスト
教徒として《バイブル》に手を置いて宣誓するかぎり、《コーラン》を
となえるイスラム教徒と和解することは難しいでしょう。
キリスト教の二大国家アメリカとイギリスは、第二次大戦後、ユダヤ
教と和解して、イスラエルを建国させました。
あたかも《新約聖書》が《旧約聖書》を付録にして、《コーラン》を
排除するような構図になったのです。
議会制“民主主義”国家では、政党の議論によって政策が決定します。
ここでは“テロリズム”は決議されませんが、大統領命令の“空爆”は
承認されます。すくなくとも数時間前に“予告”されるのです。
