与太郎文庫
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2003年05月02日(金)  障害発生

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030502
 
■アクセス障害

 深夜0時ごろ、アクセス障害発生。これまではプロバイダーやNTT
に不具合があっても、数時間たてば回復していたが、こんどは長時間に
わたって接続できない状態がつづく。
 ゴールデン・ウイークで、アクセスが殺到したのだろうか?
 正午ちかく、思いきってプロバイダー・サポートに電話してみる。
 通話以前に、プッシュ・ボタンで用件を選ぶ。三択の1=障害情報、
2=手続き、3=技術サポートの中から、今回はじめて1=障害情報を
選ぶと、テープ音声で「現在は、障害の発生情報がありません」という
簡単なメッセージがあり、すぐに切れてしまった。
 そこでふたたび、3=技術サポートにかけなおす。
 ようやく担当者につながって、事情を説明すると、すぐに「NTTに
聞いて下さい」という。「NTTの、どの部署に聞けばいいのかね?」
と尋ねると「116(故障係)です」と、無愛想そのものである。
 これまでの経験では「スタート・ボタン→接続→すべての接続を表示」
から設定に異常がないか点検するはずだが、すぐにNTTに回すのでは、
技術的サポートにあたらない。
 不愉快なので、しばらく考えこむ。NTTに聞いても「プロバイダー
さんに聞いてください」と言われたら、カッとなるにちがいない。昨年
一月のADSL導入にあたって、何度も経験しているからだ。
 心をしずめて、もういちどプロバイダーの技術サポートに電話をする。
「さきほど電話したのだが、NTTでは異常がないと言っているが」と、
あきらかなウソをついてみることにした。
 こんどの担当者は「あぁ、そうですか」と、疑うそぶりがない。前の
質問記録と照合して「スタート・ボタン→接続→すべての接続を表示」
から点検をはじめた(最初からこれなら納得できるのだ)。
 二三の不自然な設定部分が発見されたが、結局は「NTTで確認して
ください」ということになった。ほんとに、NTTで分るのだろうか。
 NTTの116(故障係)で、ひととおり事情を説明すると、担当の
電話番号を教えてくれた(ほんとうは、これも不愉快であって、回線を
切替えるか、担当者から折りかえし電話するのがマナーである)。
 ついに最後の担当者にたどりつくが、三十分ほどの間に、いろいろな
設定をいじっているうちに、何かのはずみで接続が回復してしまった。
 またもや原因不明のまま、一件落着。

■電源障害

 次男のパソコン(NEC“Lavie L”L300)が壊れたらしい。
 なぜか電源が入らなくなったので、近くの家電ショップに電話すると
「当店にお持ちください」といわれたらしい。メーカー・サポートでも
「宅急便でお送りください」という。要するに、原因不明である。
 家電ショップに持ちこんでも、そのままメーカーに転送するのだから、
最初からメーカーに直送して、ドアからドア往復すればよい。
 念のため、与太郎が信頼する家電ショップのサポーターに尋ねると、
「この時期の製品は、電流ショックによるトラブルが多く、修理費用は
5万円ほどかかるだろう」という回答だった。
 まことに論理的であり、問題の要点をとらえている。
 与太郎の東芝“DynaBook”とおなじ昨年一月に、約15万円で買って
Yahoo BBなど設定したあとで、さらに5万円の修理費用を要するのは、
いかにも不当である。
 なにしろ電源が入らないのだから、データを取りだすこともできない。
(次男のデータは、主にメールであって、外部保存していないという)
 つい先日、調べたばかりだが、メール・ソフト(Microsoft OutLook)
のバックアップは(かなり面倒で)完全な復元は難しいそうである。
 
 修理における「保障期間」という概念は、実は公正なものではない。
 一年経ったら責任を持てないような工業製品には、ユーザーの判断で
保全契約を選ぶか、あるいは自動車の車検のような制度を導入するか、
業界改革が迫られているのである。
 与太郎の経験則によれば、これまでのノート・パソコンの耐用年数は、
平均2年だった。つまり、壊れるよりまえに新製品が登場したのである。
業界用語で“技術革新”ともいう。
 一家の家電製品が、一台のパソコンによって統率できるようになれば、
消費者が個々に家電製品を買うのではなく、電力会社との契約において、
無償で貸与されるようになるかもしれない。さらに進化した段階では、
NHKと受信契約を結べば、テレビ受信機も付帯契約でレンタルされる
ようになる。一年や二年の寿命しかないものに所有権をみとめ、さらに
廃棄費用を追徴するのは、あまりにも非効率だからである。






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