与太郎文庫
DiaryINDEX|past|will


2003年03月19日(水)  《エアライニーズ》 〜 田村 忠彦のジョークス 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030319
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030319
 
 One pilot,one dog      田村 忠彦
 
── Airlinese というのは造語で辞書には載っていません。正しくは
Aviation Glossary(航空用語集)です。/
 ある整備士がこんな話をしてくれました。「将来、飛行機のコックピ
ットに座っているのは、パイロット1人に犬が1匹になるだろう。パイ
ロットの仕事は犬に餌をやること。え、犬は何をするかって? それは、
パイロットが計器に触る度に噛みつくことさ」(!)
 空港を舞台にした小説、“Airport(大空港)”で有名なアーサー・
ヘイリーの短編に“Runway Zero-Eight(0-8滑走路)”というのがあり
ます。これはチャーター便(プロペラの双発機)のパイロットが2人と
も食中毒になり、たまたま乗客として乗り合わせた単発機のパイロット
・ライセンスをもった青年の活躍でなんとか空港に着陸をするというい
わば航空サスペンスものの「はしり」のような作品です。ジョージ・ス
ペンサーという名のこの青年がスチュワーデスにせかされて無人の操縦
席に座り地上の管制官に自分を紹介するくだりでこう言います。
I am apassenger on this airplane. Correction:I was a passenger.
I am now the pilot.      (Runway Zero-Eight)
(僕はこの飛行機の乗客、いや元乗客で今はパイロットだ)
 ここで the pilot と定冠詞がついていますが、「今では、機上でたっ
た1人のパイロット」というニュアンスが出ています。この物語では、
チャーター機の運航元であるメープル・リーフ航空のベテランパイロッ
ト、トレリーバン機長が地上からスペンサーを誘導し機体はきわどい
ランディングを果たします。トレリーバン機長はジョージ・スペンサー
の勇気を讃えた後、こう言います。
George, that was probably the lousiest landing in the history of
this airport. So don't ever ask us for a job as apilot. But there
are some of us here who'd like to shake hand, and later we'll buy
you a drink.
(ジョージ、今のはこの空港が始まって以来、最高にへたくそな着陸だ
ったぞ。だから、ウチはパイロットとして君を採用しないがここの連中
が特に君と握手をしたがっている。それに、後で一杯おごらせて欲しい
ね)
 
 機長と副操縦士にまつわるジョークではこんなのがあります。ある英
国系のエアラインで着陸がうまくいかず、もう一度やりなおすことにな
りました。シーンとした機内に機長のアナウンスが聞こえてきました。
“Ladies and gentlemen, my deepest apologies for missing the
landing. However, I would like to point out that it was the lousy
job of the bloody First Officer.”
(乗客の皆様、着陸をやりなおすことになり誠に申し訳ございません。
副操縦士のコイツが失敗したものですから)
── 田村 忠彦《エアライニーズ 20000301 オフィス・アドマール》P050-051
 
>>
 
 「エアライニーズ」(Airlinese)− ヒコーキ会社の英語 
 田村忠彦著(A5版、159頁)(有)オフィス・アドマール
 
 航空・旅行業界で使われる用語を分かりやすく解説
 著者はキャセイパシフィック航空で32年間、空港、貨物、マーケティ
ング、海外駐在員、人事部門などを歴任し、その実体験から生まれたユ
ニークな航空用語集。空港から始まり、機内、予約発券、営業、保安、
整備、貨物、教育訓練などエアラインの各部門で使われる 200近くの用
語や慣用句をマニュアルや社内報、さらには映画、小説などからの豊富
な例文を挙げて解説。運航権益をを表わす freedom や機体マークの塗
装を意味するliveryなど、航空会社ならではの用語を紹介。空港での
「空席待ち」を意味する stand-by は必ずしも“立ったまま”待たなく
ても良い、またお馴染みの check-in 「チェック・イン」は飛行機が飛
び立つのだから check-out ではないか(?)など、ユーモア溢れる筆
致で書かれている。親しみやすいイラストと軽妙な文体の、旅行・航空
業界を目指す人たちには必携の書。定価1、800円(税別)。
 購入希望者は、(有)オフィス・アドマール FAX03-3950-9878へ
http://www.iccworld.co.jp/book/book003.shtml
 
────────────────────────────────
 
── 著者プロフィール 田村 忠彦(たむら・ただひこ)大学卒業後、
旅行社勤務を経て1966年キャセイパシフィック航空会社(本社香港)に
入社。空港、旅客営業、貨物マーケティング、海外駐在員(西豪州パー
ス市)などエアラインの各業務を経験し、1983年に人事部長。在任中、
アウトドア体験を中心にした社員研修に興味を抱き、実践する。1998年
5月末、早期退職制度に応募して退社。現在は翻訳・企業研修コンサル
ティングをおこないながら、「コミュニケーションのための英語」をテ
ーマにした研修プログラムを企画・実施している。
 
<<
 
── 《有人総目録 19710901 Awa Library Report》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19710901
 英対話 〜 門脇 邦夫とその意見 〜
 
── 田村 忠彦《愛すべき人間 19641210 点展� �
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19641210 《点展・第一号》
── 《AT 1965-1966 Awa Library》(匿名・原案協力)
 
(20060610)
 


与太郎 |MAIL |HomePage

My追加