与太郎文庫
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2003年02月21日(金)  Q&A

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030221
 
“隠し子騒動”の記述は[2003年02月13日(木)隠し子]にあります。
(左上の目次《与太郎文庫》Diary INDEX からもジャンプできます)
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■2003/02/19 (水) 調律Q$A

>>20030219 03:15
 to:《調律法ききくらべの掲示板》
── http://bbs1.otd.co.jp/murashin/bbs_plain
 
 Sub:五度調弦の疑問
 
 チェロの調弦は、C弦の手前4分の1あたりを軽く押えた倍音(フラ
ジオレット)と、G弦の2分の1(オクターブ)が同じ高さになります。
 おなじ要領で、第1C弦・第2G弦・第3D弦・第4A弦とたどるの
ですが、これを無限に続けても、正しいピッチが得られるでしょうか。
 むしろヴァイオリンのように、第1C弦と第2G弦を重奏して、耳で
確かめてから第2G弦・第3D弦、ついで第3D弦・第4A弦とたどる
ほうが信頼できるように思えるのです。
 つまり、五度音程では、平均率と純正率も(つねに)同じ間隔である
と考えてよいのでしょうか。            余太郎
 
 
254 Reply Re:五度調弦の疑問 むらしん
 2003/02/19 23:47
 余太郎さんはじめまして。
 
 残念ながら私は弦楽器は演奏できないのでちゃんとした回答はできま
せんが・・・
 予想ですが、チェロの場合、音程が低いと微妙な音程差がわかりにく
くなるので、倍音で高い音にしたほうがあわせやすい、ということでは
ないかと思います。逆にバイオリンを倍音で合わそうとすると、音が高
すぎて合わせにくいのではないかという気がします。
 
>  つまり五度音程では、平均率と純正率も(つねに)同じ間隔である
と考えてよいのでしょうか。
 
 純正な5度音程と平均律の5度は、厳密には異なります。チューニング
のように5度音程を重ねていくと、誤差が累積してだんだん無視できな
くなります。でも、一般にこの誤差は、音楽的にむしろ都合が良い(と
いうかそれを想定して作曲されている)ので問題ないばあいが多いと思
います。
 
255 Reply あっ むらしん 2003/02/19 23:52
 
 下の私の書き込み、「音楽」のところに変なリンクが貼られています
が、これはこの掲示板サービスプロバイダが広告料を得るために自動的
に貼られてしまったものですので、あしからずご了承ください(話の内
容とはまったく関係ないページに飛ばされますので気をつけてください
・・・)
 
 
■2003/02/20 (木) 調律Q$A

>>20030220 05:15
 from:余太郎
 Sub:宝塚音程の謎
 
 わたしだけでしょうか、宝塚のスターがハモってると、できれば席を
はずしたくなるのです。彼女たちの三度音程は、あまりにも不自然で、
なにか言えば「だって譜面のとおりに歌っているのよ!」と開きなおる
かもしれないので、かれこれ五十年間だまっていました。
 むかし宝塚のステージをナマで観たときには、音程など忘れてしまう
ほど感動しましたが、テレビやCDで聴くと、やはり気になるのです。
 
 彼女たちの競争率からみて、そろって音感がわるいとは考えられず、
もとは作曲・編曲に問題があるとしても、あのような音程になるのは、
よほどの事情があるにちがいない。
 あるいは、彼女たちを教える教師たちが、ほんとうに歌えるのか?
(おなじことを、全国の小学校や中学校でも確かめてみたいものです)
 わたしの空想にすぎませんが、宝塚のピアノは、ただしく調律されて
いるのでしょうか。ひょっとすると関係者一同、ピアノを買ったあとで、
調律することなど知らずにいるのではないでしょうか。
 
 音楽の先生はともかくも、専門のピアニストは、自分で調律できない
楽器を、どれくらい信頼しているのでしょうか。
 学校や音楽ホールでは、年間予算にあわせて調律の回数が決っていて、
ふだんから真似事ですまされているのではありませんか?
 ときに、ハッとするような名演奏に出会ったりすると、かげに魔術師
のような調律師が実在したのではないかと思ってしまいます。
  
 2003/02/20 21:18 257 Reply New
 from:むらしん
 Sub:Re:宝塚音程の謎
 
 宝塚はもう長いこと行っていないのですが、大きな舞台の上でハーモ
ニーをあわせようとする場合、かなり寄り添って歌わないと音程を合わ
せるのは予想以上に難しいものらしいです。宝塚は視覚的に楽しませる
ために立ち位置がお互いかなり離れる場合もありますから・・・。

 ピアニストは幼少のころからそのような状態で教育を受けていること
が多いので、問題意識を持ちにくいようです。
 コンサートやレコーディングでは本番前に調律が行われますが、一流
の調律師の場合、同じ平均律でも演奏される曲目の時代や特徴に合わせ
て調律の仕方を変えるという話を聞いたことがありますよ。
── 《調律法ききくらべの掲示板》
── http://bbs1.otd.co.jp/murashin/bbs_plain
 

■2003/02/21 (金) 《甘露日記》

 2003/02/20 (木) 23:05
 to:甘露書房
 Sub.:《甘露日記》愛読者より。

> 「ほっといて状況が悪くなったほうが治療費が多く取れる」
── 《甘露日記 20030219》
 同感です。わたしも、ウェブ日記に同じことを書きました。
→ 1999年03月31日(水)  歯本論 〜 歯は三十二 〜
── http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19990331
 
 ところで、さいきん幻の本にめぐりあうことができました。
F.H.マーテンス/高杉 忠一・訳《弦楽技法 19720310 全音楽譜出版社》
 この本には、さらに“前著”というものがあって、わたしは1956年頃
に読んだ記憶があるのですが、この方はいまだ消息不明です。
 ほかにうまい探し方があるのでしょうか?
 もし、甘露書房で手に入れてくださるなら、まことに幸いですが。

→ 《与太郎文庫》目次 → 幻の《弦楽技法》
── http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
(与太郎へのお便りは、上記ウェブ日記に引用されることがあります)

                   与太郎 こと 阿波 雅敏

 2003/02/20 (木) 23:30
 from:甘露書房
 Sub.:RE: 《甘露日記》愛読者より。

 阿波 様。
 メールありがとうございました。
 音楽関係の本は神田の古賀書店さんにお尋ねになられるのが早道かも
しれません。当店には新らし目の音楽関係書の入荷はありますが、古い
物はなかなか入荷しません。
 以上よろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。
 
 211-0004 川崎市中原区新丸子東1-833
 甘露書房 高橋 兼一
 http://www.kanroshobo.com
 info@kanroshobo.com
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