与太郎文庫
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2003年02月12日(水)  武富士事件

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030212
 
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 長野・武富士強盗殺人の元支店長に無期懲役の判決
 2003 年 2月 12日 Yomiuri On-Line
 長野市の消費者金融「武富士」長野大通り支店で2001年12月、
支店長の小松秀行さん(当時20歳)が刺殺され、現金約420万円が
奪われた事件で、強盗殺人などの罪に問われた元同社支店長木下真博被
告(30)(さいたま市本町東)の判決が12日午前、長野地裁であっ
た。青木正良裁判長は「金を奪うため安易に殺害を計画しており、身勝
手かつ自己中心的な犯行」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。
 判決によると、木下被告は同月28日深夜、長野大通り支店内で、小
松さんの背中や腰などを出刃包丁(刃渡り約25センチ)で17回刺し
て殺害、ATM(現金自動預け払い機)などから約420万円を奪った。
 木下被告は、長野市内の別の店舗の支店長だったが、架空融資を繰り
返して着服し、遊興費に使ったことが発覚、同年10月、諭旨退職処分
となった。同社に対する弁償金の一部を両親が負担したため、両親に返
済する金を得ようと、強盗を計画。夜間は支店長1人しかいないなど、
内部事情を知っていた長野大通り支店を狙った。
 
 検察側は論告で、青森県弘前市の武富士弘前支店で同年5月に起きた
強盗殺人・放火事件に続いて、同じ武富士を標的にした今回の事件が発
生したことを指摘。消費者金融強盗について「国民の不安や恐怖感は増
大し、影響は計り知れない」としていた。
 読売新聞の調べによると、同社の店舗を狙った強盗事件は、2000
年は2件だったが、2001年には18件に急増、9人が死傷した弘前
事件以降、長野事件までに16件が起きた。
 弘前事件を巡っては、強盗殺人と現住建造物等放火などの罪に問われ
た元タクシー運転手小林光弘被告(44)の判決公判が、12日午後、
青森地裁で開かれる。
 
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 武富士放火殺人事件、小林光弘被告に死刑判決
 2003 年 2月 12日 Yomiuri On-Line
 青森県弘前市の消費者金融「武富士」弘前支店が放火され、社員ら5
人が焼死、4人が重軽傷を負った事件で、強盗殺人と現住建造物等放火
などの罪に問われた同県浪岡町浪岡稲村、元タクシー運転手小林光弘被
告(44)の判決公判が12日、青森地裁であった。 山内昭善裁判長
は、「犯行の結果はあまりに重大で、被告の生命をもって償わせるのが
相当」として、求刑通り死刑を言い渡した。被告側は即日、控訴した。
 小林被告側は、公判で事実関係はほぼ認めたが、「人を殺すつもりは
なかった」と殺意を否定していた。この日の判決で山内裁判長は、小林
被告がガソリンスタンドで働いた経験があることなどから、「狭い店舗
内に混合油をまいて点火すれば、瞬時のうちに爆発的な燃焼を起こし、
人間が死亡する可能性が高いことを被告が認識していなかったとは到底
考えられない」と指摘。
 そのうえで小林被告が、110番をされ、現金の要求も拒まれたこと
で「どうにでもなれ」という気持ちになって火を放ったとし、「確定的
ではないが、未必的な殺意はあった」として、殺意を認定した。また、
「犯行は思慮浅薄で、短絡的、勝手極まりなく、酌量の余地はみじんも
ない」と断じた。
 
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 弘前・武富士放火殺人事件=2001年5月8日午前10時50分ご
ろ、弘前市の消費者金融「武富士」弘前支店に小林被告が押し入り、ガ
ソリン混合油約4リットルをまいて「金を出せ。出さねば火をつけるぞ」
などと脅迫。店員が応じないと、小林被告は火を付けた紙片を投げ入れ
て混合油に引火させて逃走、従業員5人が焼死、店長ら4人が重軽傷。
青森県警は昨年3月4日、似顔絵などから小林被告を緊急逮捕した。
 
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