与太郎文庫
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2003年01月19日(日)  おぢいさんの古楽譜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030119
 
 2003年01月17日 平井 堅 (19720117生) 31歳の誕生日
 
── 《おぢいさんのふるどけい/おじいさんの古時計》
◇[英]My Grandfather's Clock
○[楽]アメリカの歌謡作家ワーク(H.C.Work)作曲のアメリカ民謡。
「大きな古時計」とも呼ぶ。◎1876(明治 9)作曲。
── http://www.cnet-ta.ne.jp/p/pddlib/japanese/oka.htm
 
 作曲 WORK,Henry Clay (18321001-18840608,51)
 原題《ジョージアへの行進》“チック・タック”の語源か?
── 《古時計のルーツを求めて 20010810 23:00-23:50 NHK》
 
 通説の日本初登場は《みんなの歌 1962 NHK》というが、与太郎の
もっているガリ版刷りの楽譜には日付がないものの、同志社高校二年生
(1956-1957)以前のものである。
 与太郎がホサナ・コーラスに在籍したのは1955年以後だから、おそく
とも五年前に日本語に訳されていた。
 ホザナ・コーラス非公式ホームページ掲示板に投稿。
→ 《虚々日々 20001231 阿波文庫》P36-37“楽譜目録”参照
 
 古楽譜 投稿者:与太郎 投稿日:2003/01/19(Sun) 15:25 No.467
 
 小生は、同志社高校(昭和58年度)19590331卒業です。
 ホザナ在籍は 1955-1956(同期に、立石義雄・有賀誠一両君など)。
 当時の、ガリ版刷り楽譜(約50曲)を保管しています。
 これらを(できれば全曲)Web公開していただけるなら、ぜひとも
提供したいと存じます。容量など技術的課題についてご検討ください。
── http://www57.tok2.com/home/hosannafamily/yybbs/yybbs.cgi
 
 
 ガリ版の《おぢいさんのふるどけい》の訳詞は、つぎのように古い。

1.おとぎのくにの やまよかわよ こびとたちよ
  シンデレラのおひめさまよ きえていまはいずこ
  たのしよるがおとずれたのに ふりこのうごかない
  とけいとけい おぢいさんのふるどけい
2.おさないころのゆめが いつもむねにうかぶ
  しろいひげに まるいせいの おじいさんのすがた
  やさしこえはきかれないけど あのひのときをさす
  とけいとけい おぢいさんのふるどけい
 
 これだけでは訳詞者も編曲者もわからないが、見開きに印刷されてい
る《海女の子供》には、つぎの署名がある。
 Ar. by Y.Nishimura / Cop.by K.Hasegawa
 OB名簿によれば編曲者は、西村義雄(1930生1948卒)氏とみられる。
同世代の《少年ジャンプ》編集長と同一人物かもしれないが確証はない。
── 創刊に関わり編集長も努めた西村義雄著「さらば、我が青春の少
年ジャンプ」(幻冬社文庫)、「漫画王国の崩壊」(ぶんか社)
── http://www1.ocn.ne.jp/~wanted/recruit/publish.html
 
 二曲とも、ガリ版の筆耕者は、長谷川和彦(1935生1953卒)あるいは
長谷川邦男(19371019生1955卒)両氏いずれか。与太郎の在籍年から推
して後者の可能性が高い。この人たちにたずねれば、訳詞者がだれで、
当時どんな事情からこの曲が選ばれ、初演されたかが判明するであろう。
 おどろいたことに、長谷川邦男氏は Four by Four というアマチュア
男性クヮルテットのトップ・テナーとして、いまなお現役であることが
わかった。あいにくメール・アドレスが見あたらないのが残念だ。
── http://www5a.biglobe.ne.jp/~crl-4by4/page13.htm
 
 与太郎自身は、《おぢいさんのふるどけい》を練習した記憶がない。
《海女の子供》も、中学時代に連日キャンプ・ソングとして歌ったので、
(いかに不朽の名曲といえども)ホザナ・コーラス演奏会の演目として
そぐわないのである。
 
 
Mail'2003/01/19 (日) to:info@tagoto.com
sub:《おぢいさんのふるどけい》について
 
 御蕎麦 本家田毎 堀部 勝也 様  気付
 
 まことに恐縮ですが、長谷川邦男さんのアドレスがわかりませんので、
このメール・アドレスをお借りして送信いたします。
 なにとぞ、ご高配ください。
 
 長谷川 邦男 様
 
 小生は、同志社高校ホザナコーラスでは二年後輩にあたります。
 このほど、ガリ版の楽譜《おぢいさんのふるどけい》を発見しました。
 西村義雄・編曲《海女の子供》と見開き印刷されていますが、右頁の
《おぢいさんのふるどけい》には、訳詩者・編曲者の記載がありません。
 印刷者の署名が、あなたのものと推定されますが、あなた自身の訳詩
・編曲であれば、どのような事情で選曲されたのか、あるいはいつ初演
されたのか、知りたいと思い、ご連絡いたします。
 このことについて、先にホザナコーラス非公式ホームページ掲示板に
投稿しましたので、こちらにご回答いただけるとよろしいかと存じます。
 
 古楽譜 投稿者:与太郎 投稿日:2003/01/19(Sun) 15:25 No.467
 小生は、同志社高校(昭和58年度)19590331卒業です。
 ホザナ在籍は 1955-1956(同期に、立石義雄・有賀誠一両君など)。
 当時の、ガリ版刷り楽譜(約50曲)を保管しています。
 これらを(できれば全曲)Web公開していただけるなら、ぜひとも
提供したいと存じます。容量など技術的課題についてご検討ください。
── http://www57.tok2.com/home/hosannafamily/yybbs/yybbs.cgi
 
 この発見にいたる経過は、小生のホームページにも記していますので、
あわせてご高覧ください。
── http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030119
 
 早々      与太郎 こと 阿波 雅敏(19390120生19590331卒)
 
────────────────────────────────
── http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
 *(与太郎あての返信は、上記のWeb上で公開されることがあります)
 
 
■2003/01/20 (月) 楽譜目録
 
 藤田 隆  様
 
 さっそくご返信ありがとうございました。
 やはり自分で、デジタル画像化したほうがよさそうですね。
 スキャナーの作業をはじめると、他の予定がずれこむので、あんまり
気のりしないのですが、すべて外注するなら、いかほど用意すればよい
でしょうか? 
 とりあえず、曲名だけのリストを送信しますので、ご検証ください。
 
“楽譜目録”ここでは曲名のみ、複数の印刷者による重複あり。
 
《姉妹》
《樅の木》
《鐘が鳴る》
《ああ主よみみをかたむけ》
《歩け若人》
《草刈の歌》
《草刈の歌》
《紅いサラファン》
《海女の子供》
《海女の子供》
《おぢいさんのふるどけい》
《同志社中学生のうた》
《同志社中学生のうた》
《送別の歌〜卒業式の歌》
《送別の歌〜卒業式》
《送別の歌〜卒業式の歌》
《アロハオエ》
《静かなるアフトン河の流れ》
《静かなるアフトン河の流れ》
《HERRICH HABE MISSGEHANDELT》
《Stars of the summer night》
《Stars of the summer night》
《山の端に日はおちて》
《Carry Me Back To Old Virginny》
《スコットランドの花》
《スコットランドの花》
《山辺に向かひてわれ》
《主をほめたたえよ》
《Praise to The Lord》
《岩倉愛唱歌》
《〜つきはきよく》
《庭上の一寒梅》
《〜讃美歌392/409/175》
《〜詩篇33-1.2》
《Beautiful Suviour》
《いざやともに》
《サリマライズ》
《きらめく星》
《帰雁》
《おもちゃの音楽》
《ナザレのふせや》
《ふなうた》
《阿蘇》
《世界をあげて》
《川》
《蛍の光》
《いと高き所より》
《Ave Maria》
《Ave verm Corps》
《わがつみよりかおそむけて》
《主よ汝がしもべをば》
《主よ汝がしもべをば》
《祝日頌〜降誕節》
《OHoly Night》
《ノエル・ノエル》
《樅の木まなかに》
── 《虚々日々 20001231 阿波文庫》P37
 
 追記
 
 掲示板の“訂正”(昭和58年度→昭和33年度)
「小生は、同志社高校(昭和33年度)19590331卒業です。」
 
 あなたのホームページは“非公認”ということですが、ほかに“公式”
のホームページは見あたりませんね。参考にすべき例では、同志社大学
マンドリン・クラブと卒業生の団体SMD会の《詳年譜》があります。
── http://www.smd-kai.gr.jp/nenpu/n_main.html
 
 ではまた。  阿波 雅敏
 
>>
 
 大ヒット「大きな古時計」、印税の行方(夕刊フジ)
 2002年09月24日 Yomiuri On-Line
 今年、ミリオンシングル不発のCD業界で、ヒットチャート4週連続
1位の快進撃を続け、100万枚セールス目前の歌手、平井堅(30)
「大きな古時計」に期待がかかっている。126年前の歌で印税の行方
も注目されるなど、今年後半の話題をさらに集めそうだ。
 原題「My Grandfather’s Clock」の同曲は
1876年にヘンリー・クレイ・ワーク(米国)に書き下ろされ、日本
では1962年のNHK「みんなのうた」で知られるようになった。
 昨年8月、平井出演のNHKドキュメンタリー「平井堅 楽園の彼方
にアメリカ・大きな古時計を探して」をきっかけにファンからCD化の
要望が殺到。同局「みんなのうた」での起用を前提にシングル化、今年
8月28日に発売された。
 当初から大反響となったが、「みんなのうた」の効果も大きかった。
都内のレコード店販売担当者によると、「平井のファンというより、フ
ァミリー層が多い。高齢層も『懐かしい』と買っていく人が増えていま
す。ただ、幅広い層にアピールできたのは何といっても平井が歌ったか
ら。平井のボーカルが楽曲にマッチしていた」。
 一方、今回のヒットで波紋もあれこれ。業界では「ヒット作りの大穴」
と、NHK「みんなのうた」が改めてクローズ・アップ。放送関係者に
よると「企画が殺到、来年の春まで枠がまったくない状態」とか。
 また、「印税はどうなるのだろう」という声も浮上。関係者によると、
「この楽曲は、すでに著作権がない」という。すでに作者が亡くなり、
保護期間の50年も過ぎているためで、平井のCD音源を制作したNH
Kと所属事務所などが「原盤権」として保有することになるともいう。
 JASRACから著作権(印税)が発生する可能性のある訳詞者もす
でに他界。関係者は「訳詞者の家族に渡ることになるのか…。こういっ
た形のヒットはあまり例がなく、計算の仕方も複雑」と頭を悩ませてい
る。
 ちなみに同曲には“続編”もあり、平井は「機会があったら、歌って
みたい」と、第二弾にも意欲を見せているという。
 
 
 平井 堅 今度は“センバツ出場”
 2003年01月16日 07時17分 更新 [スポーツニッポン]
 平井堅(30)が昨年歌って大ヒットした童謡「大きな古時計」が、第
75回選抜高校野球大会(3月22日から11日間)の開会式入場行進曲にな
ることが15日決まった。童謡が使われるのは初めて。NHK紅白歌合戦
に出場したことで再びセールスを伸ばしているだけに“センバツ出場”
とのダブル効果で、ミリオンヒットも射程圏内に入った。
 前年度の話題曲から選ぶのが恒例となっているセンバツ行進曲は、い
わば「国民的ヒット曲」の証明。数ある“強豪曲”の中から、世代を超
えて親しまれた「…古時計」がその称号を手にした。
 決定の理由は「子供からお年寄りまで幅広く親しまれ、平井堅さんの
歌唱により若者にも広く浸透した同曲は、世代を超えて親しまれている
高校野球のイメージと合致する」(毎日新聞社スポーツ事業部)という
点。
 問題となるのが、およそ行進曲には似つかわしくないゆっくりとした
テンポ。48年(昭23)大会の「鐘の鳴る丘」以来、センバツ行進曲の編
曲をたびたび手掛けている指揮者で作曲家の永野慶作氏(74)が今年も
担当し、アップテンポの明るいマーチ調にアレンジするとみられる。録
音は来月4日に行う予定。
 平井は14日に仕事で渡米したためコメントはないが“センバツ出場”
はうれしい勲章。97年に九州朝日放送の高校野球中継のイメージソング
「HEAT UP」を製作し、少年時代に父親とキャッチボールしてい
た時の自らの思い出を歌にした「キャッチボール」も発表していただけ
に、行進曲決定を知らされた時にはとても喜んでいたという。
 また「紅白出場」の効果で、年明けのヒットチャートで再び11位まで
急上昇し、売り上げも85万枚を突破した中での“センバツ出場”は強い
追い風になりそうだ。【歴代センバツ行進曲】
 
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