与太郎文庫
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1998年01月24日(土)  エグモント除説 〜 ベートーヴェン《運命》の通俗篇 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19980124
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
 
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19980124
 Ex libris Web Library;
 
 NHK交響楽団のリクエスト第一位は、ベートーヴェン《田園》で、
ブラームス《交響曲第四番》が第二位だという。
 どうして《運命》ではないのか。
 
 おそらく《田園》はロマンチックな描写音楽として支持されているの
だろう。しかし、このときの作曲家は、すでに聴覚を失っていたのだ。
 したがって、自然音の描写ではなく、音の絶対性に挑戦しているのだ。
 
 いっぽうの《運命》は、絶対音楽の頂点であることに異論がない。
 ただし、ゲーテでさえも理解できない、新奇な前衛芸術だったのだ。
 せっかく、メンデルスゾーンがピアノで聴かせたのに……。
 
 ついでベートーヴェンは、同じ傾向の作品として、ゲーテ原作の戯曲
《エグモント》の付帯音楽を書きあげた。筋書きにそって聴くならば、
通俗的な絶対性が伝わると考えたのではないか。(20120609)
 
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1088791155
 幻のN響アワー 〜 ベートーヴェン《エグモント序曲》 〜
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 壇 ふみ「あたし、これからは池辺先生とご一緒に、この曲を聴かな
いことにします。だって、肝心のところで先生は、足踏みをしたり鼻歌
を歌ったり、とてもうるさいんですもの」
 
 上記の対談の放送年月日を調べています(下記ならば、臨時の出演か)。
── 井上 道義・指揮《エグモント序曲 20090107 アンサンブル金沢》
http://blogs.yahoo.co.jp/oekfunbeginner/folder/1628976.html?m=lc
 


 池辺 晋一郎 作曲 19430915 茨城 /〜《N響アワー 19930109,19960406-20090322 NHK》/籍=池邊
♀檀  ふみ  女優 19540605 東京 /〜《N響アワー 19960406-20020324 NHK》/一雄の長女
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20010517 麿は摩ちがい団ちがい 〜 團家の人々 〜

 
── 以前N響アワーで、池辺先生が「僕はこの曲を聴くのが大好きで
ね」とおっしゃっていて、嬉しくなりました。(20090602)
http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2009/06/youtube-515c.html
「エグモント序曲」聴き比べ(動画削除)。JIROの独断的日記ココログ版
 
 エグモントの運命
 
http://cgi2.nhk.or.jp/chronicle/list.cgi?q=N%E9%9F%BF%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC&sd=on&fy=1996&fm=1&ty=2009&tm=12&o=21&np=20&or=t
 NHKアーカイブスから「保存番組検索」→「N響アワー」で全放送
タイトルを閲覧できる(掲載なし)。
 
20120612 13:40
 NHKふれあいセンター Ms. Takahashi
050-3786-5000(09:00-22:00 土日祝も受付)
 
── 《エグモント序曲 19980124(土)22:00 N響アワー》
〜 短くも華麗なる小曲? 〜
 
 「エグモント+N響アワー」手書きメモの日付(XP1990)見当たらず。
 池辺(誤=池内)氏の回想によれば、武満 徹は《イエスタディ》を、
作曲の合間に(しばしば)弾いていたという。
 
 池辺 晋一郎 作曲 19430915 茨城 /〜《N響アワー 19930109,19960406-20090322 NHK》/籍=池邊
/1963 東京都立新宿高校卒/1967 東京芸術大学卒/1971 同大学院修了
/中学・高校時代にクラリネット/〜オペラ《耳なし芳一》
 
1999‥‥-2000‥‥「日本におけるドイツ年」
2001‥‥ 
 
── 《エグモント序曲 20021222 新宿文化センター大ホール》(8:31)
 東京音楽大学付属音楽高校 創立70周年記念チャリティ・コンサート
http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2009/12/12165-d768.html
 JIROの独断的日記ココログ版(参考音声)
 
2003‥‥ 
2004‥‥ 
20050404-20060331「ドイツにおける日本年」
 
20050509 シラー没後200周年
2006‥‥ 
2007‥‥ シンフォニエッタ記念誌 No.1
 
2008‥‥ 
2009‥‥ 
20101123 シンフォニエッタ記念誌 No.2 スピーチ
 
 エグモント序曲は、運命交響曲に比べて、いかにも未熟である。
 楽想が通俗的で、絶対的抽象性が乏しい。たとえ2年後に初演された
としても、それ以前の素材(スケッチ)を寄せあつめたようにみえる。
 
20111123 シンフォニエッタ記念誌 No.3
 
── ベートーヴェンは、ゲーテの戯曲《エグモント》に感動して、劇
音楽を完成したが、ゲーテはベートーヴェンの交響曲《運命》を聴いた
とき「天才的だが、騒々しい」と感想をもらした。
 
 共感・共鳴・共振 〜 うそかまことか出まかせか 〜
 与太郎のベートーヴェン 〜 エグモントと第八 〜
 エグモントの疑問(20120107-20120430)
 
 夢の市民音楽ホール
 でーやんの批評室(サテスタ)
 手すりのない吹上げ ドヴォルザーク新世界と序曲

(20120502)
 


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