与太郎文庫
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1997年01月01日(水)  朝の生夢 〜 夢まで生テレビ 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19970101
 
 「朝まで生テレビ!」“年末恒例激論スペシャル!”をみながら、夢
をみる。
 舛添要一が楽屋で誰かと話している、音楽の話をしている、なかなか
くわしい。「マスゾエさん、アナタどこで勉強したんですか?」思わず
声をかけると、彼はチェロを持ち出してきて「これがボクの愛器です」
「ほぅ、たいしたもんだな。実はボクもやるんです。ちょっと拝借」と
いって弾いてみると、なかなか具合がいい。「このサイズは理想的だ。
よく見つけましたね」しかし、弓の具合がよくない。バランスがとれず
妙な音がでる。「マスゾエさん、アナタどうやって弾いてるんですか」
「ワタシは、これでいいと思ってる」「マスゾエさん、チェロはともか
くとして、アナタはホンモノだ。これこそ国際人の有資格者だ」
 われわれは急速に仲良くなり、連れだってコンビニ弁当を買いにでる
(彼は毎日こんなものを喰っているのか)。ぼくの表情を察して、才気
煥発の彼は当意即妙に答える。「ワタシには息子がいましてね」「前の
オクさんのお子さん?」「ソンナことはどっちでもいいけど、いろんな
こと教えておかなくっちゃね」「ムスコの人生は放っておいていいんじ
ゃない? アナタは明日のニホンを考えるべき人材なんだから」「そう
ばかりもいかないんだよね」「天は、逸材の後に逸才をつくらず」
 そこへ司会の田原総一朗があらわれた。
「タハラさん、こういう人物を朝まで人質にとるのは、いけませんヨ」
「ドゥシタノ?」「いつもアナタが言ってるように、将来の日本をどう
するか、なんてことを考えるべき人材は、いくらすくなくても数人はい
るでしょう。そのタッタ数人が、そろって毎月アナタの番組に出てる」
「それで、どうしたの?」「彼らは人前で議論するために精力をつかい
はたして、これでは思索する時間がなくなってしまう」「だって、ミン
ナ、その議論に耳をかたむけるんじゃない?」「庶民大衆がナルホドと
いうような意見は、どうせたいしたものじゃない。話はヘタでも、たっ
ぷり考える人材が、いまこそ必要だ」
 そこに猪瀬直樹があらわれる。
「ホラこの人も人材だ。イノセさん、アナタにはもっと思索してもらい
たい」「それはどうも」つねに彼は、謙虚な好青年だ。テレビ局などに
出入りしないで、調査と研究にはげんでもらいたいものだ。
「タハラさん、朝生テレビの視聴者は、ホントウに日本の将来を憂えて
いるとはかぎらない。ホントに憂える人たちは、ひとりで考えているに
ちがいない」「じゃ、ボクの番組みてる連中は、ナニを期待してるって
んだ」「いちばん期待度の高い順にあげれば、大島ナギサが、いつなん
どきバカヤロウと怒鳴るか、さいきんは元気がなくなってツマラナイ」
「そのつぎは?」「初登場のゲストが、どんなオロカシイ発言をしてく
れるか」「ハイそれで?」「常連のなかからも、ポロリとボロがでる」
「ナンダそんなことか」
 田原総一朗は、他の意見をもとめて立ち去っていった。「それについ
てはダネ、ワタシおもうにダネ、なんというか、戦後民主主義の、ある
意味における成果としてとらえるかぎり、ヤムを得ざる選択肢のひとつ
でもあり、それはそれとして容認せざるを得ない」ナンダ、西部 邁か。
「ちょっと失礼、朝生テレビのつづきを見なくちゃならないので」
 アレレ? ニシベススムが画面で同じことシャベッテルじゃないか。
夢からさめても、夢のまえとおなじ議論がつづいている。彼らは去年も
おなじことを言ってたじゃないか、いいかげんにしろ、バカヤロウ!
 
── 《朝まで生テレビ 19961231-19970101 01:00-05:55 TV朝日》
 激論!教科書“従軍慰安婦”記述は是か非か?!
http://d.hatena.ne.jp/adlib/198406
 
 つぎの会話は、夢の中だけのもので、事実に即していない。
「ワタシには息子がいましてね」「前のオクさんのお子さん?」
 前妻・片山さつきについては後述。
(↓)
 20000927 舛添家の人々 〜 それぞれの母 〜
 


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