与太郎文庫
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1955年08月26日(金)  ロックン・ロール 〜 ハイファイ装置 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19550826
 
 この夏、オンキョーの12インチ、ダブルコーン(ツィター付)購入。
 最初のレコード(78回転)は、なぜか父が買ってきたものだ。
── 《暴力教室 19550826 America》
 
── 1955年5月映画「暴力教室 Blackboad Jungle」が公開され
ました。監督&脚本はリチャード・ブルックス。社会派の監督として、
後に「冷血」や「ミスター・グッド・バーを探して」などを撮る実力派
です。主役の教師役にはグレン・フォード。反抗的な生徒たちのリーダ
ー役にシドニー・ポワチエは、他にヴィック・モローやポール・マザー
スキー(映画監督)も出演していました。あえてリアリティーを出すた
めに白黒で作られたこの作品は今見てもなかなか良くできた作品です。
この作品は教師と不良学生が対決する学園ドラマの原点であると同時に
ロック・ナンバーをテーマに用いた最初の映画でもありました。
<ロック・アラウンド・ザ・クロック>
 実は「ロック・アラウンド・ザ・クロック」は、シングルのB面とし
て1954年すでに発表されていましたが、まったくヒットせづに終わ
っていました。しかし、この映画のテーマ曲として使われ再発されたと
たん、この曲は大ヒットを記録したのです。「ロック・アラウンド・ザ
・クロック」にとって、映画「暴力教室」は、長尺のミュージック・ビ
デオの役割を果たし、それ自体が「ロックン・ロール」という音楽自体
のイメージ・ビデオとなって社会全体に強烈なインパクトを与えること
になったのです。
 この映画が公開されると、映画館では若者たちが通路で踊り出したり、
暴動が起きるなど、それまでになかった「若者たちの反抗」が噴出。全
米で問題視されるようになりました。
 さらにこの年には、エリア・カザンの名作「エデンの東」と「理由な
き反抗」が公開され、翌年、遺作となった「ジャイアンツ」を残してこ
の世を去ることになる永遠の青春スター、ジェームス・ディーンが登場。
 さらには真打ちとも言えるエルヴィス・プレスリーが登場、彼は歌だ
けではなくダンス・パフォーマンスや生き方も含めて、すべての面で黒
人音楽を自分のものにしており、白人青年の新しい文化を見事に体現す
る存在として活躍することになります。では、元祖ロックン・ロール・
ヒーローこと、ビルの活躍はどうだったのでしょうか?残念なことに、
彼がエルヴィスのライヴァルになることは、ちょっと無理でした。
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/1955.htm
 ロックン・ロールの先駆けとなったおじさん
 
 ◆ 理容室ワダ・倉敷(岡山)
 
── 床屋さんと言うより、JBL館と言ったほうが早いお店。明日の仕
事を前にリフレッシュしたかったので久し振りに訪問する。
 
 このお店を初めて訪れたのは約25年前、カミさんの実家を訪ねる前に
散髪をして行こうと立ち寄った。もちろん店の中にJBL Paragon(パラ
ゴン)が置いてあることなどまったく知るはずもなく、店内で流れてい
るJazzも有線放送だと思っていたが、顔を剃ってもらった後、奥の壁に
目をやると天井近くにパラゴンが填め込まれている。あまりの凄さに言
葉も出なかった。当時、スピーカーに凝りだしたときで自分でデザイン
したフロントロード・エンクロージャーを秋葉原のスピーカー専門店に
作ってもらい、FOSTEXのフルレンジとスーパーツィーターを使った箱で
聴いていた。最高のシステムで音楽が聴ける自分の仕事場が夢だったが、
フラッと寄ったこの店でその夢が砕け散った(^_^;。
 その後しばらく足を運ぶことがなかったが、駅前三越閉鎖と共に無く
なるのではと思い久しぶりに訪れた。20年以上過ぎていたが天井近くに
置かれたパラゴンは健在で、その床には驚くことに名器Hartsfield(ハ
ーツフィールド)が左右にドッカリと据えられている。元来モノラル再
生用に制作されたハーツフィールドをステレオ再生のために探し求めて
ペアにしたということだが、開いた口がふさがらないm(_ _)m。値段は
聞かなかったが片方のスピーカーだけで、普段Power mac G5に繋げて鳴
らしているJBL Creatureがおそらく100個以上買えてしまうのは間違い
ない(^_^;。
 散髪が一段落した後でワダ氏とスピーカーとジャズ談義をしながらパ
ラゴンとハーツフィールド でサウンドチェック。結論を言えばハーツ
フィールドの勝ち。何とも形容しがたい甘く艶やかな音色で、音楽を聴
いて背筋が寒くなったのは本当に久しぶりだ。50年代ベストの音を50年
代ベストの機器で聴くことが出来る贅沢な環境。どうしてこれほどのス
ピーカーを水を扱うような環境に置いているのか不思議だったが、彼と
の会話の中で明らかになった。これを書くと長くなりそうなのでまたの
機会にします。
 ちょっと気になったのは高齢となったワダ氏の知人が「もう音楽を聴
くパワーが無くなった」という理由で置いていったSANSUI SP-LE8Tの箱。
うーん、我が身もそれ程遠くない気がする...m(_ _)m。
 散髪料¥3800。頭はスッキリとジダン風にしてもらった(^_^;。
http://homepage.mac.com/kohatchan/iblog/C1065646230/E20060722233216/index.html
 Kohatchan Liblog > Information >(20060719)
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040226
 遠来の人々 〜 炭屋の客 〜
 
(20071130)
 


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