 |
 |
■■■
■■
■ 多分、数時間の出来事 I
目が覚めて、見える天井はいつもと違うものだった。
どこだろう、と少し手を動かすと左腕に針が刺さり その先には点滴の袋がぶら下がっていた。
病院だというのはわかった。
きれいな病室からI病院ではなくD病院にいるのだと理解する。
でも、どうして病院に?
本能のまま痛むところに手をやると、頭の左後頭部に瘤がある。
他はどこも痛くない。
転んだんだろうな。でもどこで?
何をしたのか思い出せない。
腕時計を見る。私の時計は日にちが出るようになっていて、 今何日か確認するために時計が見たかったのだ。 今となっては、時間も覚えていないが早朝か深夜だったと記憶している。
31日。 うわ、やってしまった。と思う。 この日だけは、何も起きてほしくないと思っていたのだ。 31日。面倒くさいなと思った。 住所を確認する。言える。 右手首には、名前、生年月日の入った紙が巻かれていた。
辺りには誰もいなかった。 看護師を呼ぶほどどこかが悪いわけでもなく、 とりあえず寝ようと、もう一度眠りについた。
2006年04月04日(火)
|
|
 |