にっき
nagi



 多分、数時間の出来事 I

目が覚めて、見える天井はいつもと違うものだった。

どこだろう、と少し手を動かすと左腕に針が刺さり
その先には点滴の袋がぶら下がっていた。

病院だというのはわかった。

きれいな病室からI病院ではなくD病院にいるのだと理解する。

でも、どうして病院に?

本能のまま痛むところに手をやると、頭の左後頭部に瘤がある。

他はどこも痛くない。

転んだんだろうな。でもどこで?

何をしたのか思い出せない。

腕時計を見る。私の時計は日にちが出るようになっていて、
今何日か確認するために時計が見たかったのだ。
今となっては、時間も覚えていないが早朝か深夜だったと記憶している。


31日。
うわ、やってしまった。と思う。
この日だけは、何も起きてほしくないと思っていたのだ。
31日。面倒くさいなと思った。
住所を確認する。言える。
右手首には、名前、生年月日の入った紙が巻かれていた。

辺りには誰もいなかった。
看護師を呼ぶほどどこかが悪いわけでもなく、
とりあえず寝ようと、もう一度眠りについた。



2006年04月04日(火)
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