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■ (日記) SEX談義
昨日は暇で、普段あまり来ない大昔からの常連が三人来た。(一人ずつの3人だ)
最初に言うだけ番長の(Y)君が来、猫の話やら旨い物屋の話しなどの雑談をしながら飲んでたら、半年に一度と言う割合で顔を見せる(O)が来た。 (O)とは昔から喧嘩(論争)が出来る仲で、思った事を何でも遠慮なく言い合える仲だ。 アタシよりいくつか年下だと思うが、普段はかなりマニアックな場所で飲んでいるそうだ。 やはり母の代から来ていた客で、からくり箱を始めてから十数年振りに再会した。
彼、かなりものの考え方や思考がぶっ飛んでいて、仕事は生きるための手段としてやっており、何れは外国に永住し、ドデカイ夢を叶えようとたくらんでる人だ。SEXに対しても昔から結構アブノーマル的な匂いを発信している。 付き合う人は外人(白人系)が多く、結婚するならルーマニア人が良いらすい。 仕事はレストランや飲食業相手の普通の営業仕事だが、どこか凡人にはない怪しげな雰囲気を醸し出している。 そんな(O)と昨日はアタシの店では珍しくもSEX談義になった。 その談義の途中で、(Y)君がもう眠いと帰っていく。
「マキ姉は昔からSEX嫌いだと言ってるけど本当なのかなぁ・・・」
『本当』
「客に口説かれる事だってあるだろう」
『最近は流石にもう無いわね・・・それにウチの客は色気求めてくるような客は皆無に等しいからね。それを求めるなら他に行くでしょ』
「んなことないさ、男なんて皆スケベなんだから」
『スケベの度合いがアンタとは違うんだよ」
「オレがマキ姉に本当のSEXを教えてやるよって昔から言ってるじゃないか」
『結構毛だらけ余計なお世話!! アタシャ選ぶ権利だってあるし、スケベ男は昔から大嫌いなのよ』
「何かSEXに関して余計な嫌悪感やトラウマや罪悪感持ってない?」
『いんや全然・・・。お好きな人はお好きな人で、勝手に楽しみャ良いじゃない。そういう人を否定や軽蔑はしてないさ。ただアタシは、あんなにひっちら面倒臭いものは無いとは思ってるけどね』
「マキ姉って、逝った事ってあるの?」
『そりゃ有るさ・・・、アタシャ冷感症でも不感症でもないからね・・・。若い頃や一緒に暮らした当事はコレでも張り切ってた時期だって有るわよ』
「世の中にSEX嫌いの女性が居る事自体、オレは信じられないんだよなぁ」
『そりゃ、アンタがそういう人ばかり相手にして来たせいだわよ。女=ヴァギナみたいにギラギラした目で女を探してきたせいじゃないの?』
「マキ姉の旦那が、テクニック無いせいなんじゃないの?」
『お陰さまで至れり尽せりで事足りてますから』
「じゃ、何でこんなにSEX嫌いなんだろうなぁ・・・・・・」
『アタシャ快楽主義ではなく、恋愛に対しては恋をしている高揚感とかときめき感が好きなだけなのよきっと・・・。SEXはその先のオマケみたいなものだと思ってるし、今の若い子みたいにSEXから恋愛が始まるのは違うような気がする・・・。恋のときめきも無視して直ぐにパンツ脱ぐ女の方がどうかと思うけどね』
「可哀想な女だなぁ・・・」
『うっさい! 余計なお世話だわ!! アタシャ充分に幸せで、SEXの必要性より人間愛の必要性に目覚めたのよ!!』
と、まぁ、こんなバトルを繰り広げていたらもう一人の常連がベロンベロンに酔っ払って入って来た。
彼も母の代からの常連で、なにやら彼、彼女と喧嘩をしているようで、来たなり携帯片手にロレツの廻らぬ声でタジタジになりながら言い訳ばかりしているご様子。 そこで(O)が帰り、アタシャもう飲めなさそうな彼にコーヒーを立ててやり、聞くとも無く電話の様子に耳をダンボにしながらクックッと笑っていた。
彼女から電話を切られる事3回。しかし切っておきながら又直ぐに電話が掛かってくる。(かなり沸騰のご様子・・・) 結局店に居る間中、彼はコーヒーを啜りながら電話しっ放しで、ポケットから1000円を取り出すと、ごめん、今日はコレで帰るわ、と、まだ電話の途中で手で合図しながら店を出て行った。
なんだかなぁ・・・・・・。 ご愁傷様ですだ・・・・・・。
何か昨日は変な日だったなぁ・・・・・・。 まるで飲んだ気がしない。
2007年11月21日(水)
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