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■ 【愛猫エッセイ】 老いて益々元気ナリ
うちの愛娘【黒猫】のミュウーは、確か13〜4歳になる筈だ。 手の平サイズwの頃から飼い始めた赤ちゃん小娘が、アタシの年齢を遥かに通り越し、もういい加減な婆さん猫になっている。 だけどこの婆さん猫、ちっとも老け込まず、見た目も行動も若い頃となんら変わらない。 まるで魔女みたいだ。
以前は定期的にミュウーの事を日記に書いていた。 と言うのも、日記の読者にはミュウーのフアンが意外に多い。 少しミュウーの日記が途絶えれば、ミュウーの事を書いてくれ〜と、催促に来る人も居たほどだ。
しかしこの頃はこれと言って特別なニュースも無く、相変わらずの愛猫との穏やかな日常なので、ずっとご無沙汰してたけど、偶には書いてやろうと思う。
放任主義で育てて居るミュウーが、数年前、ノミを貰って来、人間家族にまで飛び火したので、掛かり付けの獣医に連れてった事が有った。 先代のチンチラ猫(ボス)の頃から信頼し世話になっていた医者だった。 だが、その時とんでもない事を言われ、目の前が真っ暗になり、途方に暮れたのだった・・・・・・。 「ノミは全然良いんだけど、ミュウーのお腹には明らかに腫瘍が出来てるよ。直ぐに手術をしなければ、助かる見込みは無いかも」と・・・・・・。 聞けばその検査と手術で10万以上のお金が掛かると言う。
あの頃は月々の支払いだけで目一杯で、主人も会社を移って間もなかったし、アタシもパートをしてた頃であって、余裕なお金など全くなく、ノミで医者に診せるのさえも躊躇したくらいで、10万なんてお金どこからも出処が有ろう筈も無かった。
その頃の苦悩を書いた日記を読み返してみて、如何に苦しかったかが思い知らされる。 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87374&pg=20041014
あの時、すごく嬉しかったのは、顔も知らぬ日記の読者の中に、手術代をカンパすると言う人が現れた事だ。 ミュウーがこの世から居なくなると言う事にパニックになり、何としてでも助けたいと瞬間的には思ったものの、よくよく考えてみればもう既にミュウーの年齢は11歳になっていた。 それがミュウーの寿命だろうから、下手な手を加えず、ミュウーを怖がらせず、家で自然に逝かせる事を選択するという旨の丁重なお断りのメールを送らせて頂いた。
そんな事が有って早3年が過ぎ、医者の誤診だったのか、ぐうたら神の起こせる奇跡か、ミュウーは何事も無かったように未だ元気で、この日記を書いている今現在も、アタシの足元に居て、足をスリスリしてくれている。 (きっと当事はウンチでも詰まっていたのだろう・・・・・・。) それにしても藪医者メ!! アン時どれほど辛い思いしたか解ってるかぁ!? 今も元気で生きていると言う証拠を見せに、病院に連れて行きたいくらいだ。
しかしながら、もうミュウーも婆さんだ。 何時なにが起きても良い様、心の準備だけはしておかなければ・・・・・・。 やはり人間も動物も、自然な時に自然に逝くのが一番良いのではないかと思う。
とは言うものの・・・、実際に別れの時が近づいたら、張り裂けるように辛いだろうなぁ・・・・・・。
2007年05月01日(火)
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