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■ (日記) 思い出し笑い
昔読んだ小話が妙に忘れられず、あまりにも似ていない父子を見ると、あんな事って日常的に起こっているのではないかと、一人ほくそえんでいる。
確か、阿刀田高の本だったと思う・・・・・・。
病床に伏せっている夫と妻との会話なのだが・・・・・・。 夫が妻を呼び寄せ息も絶え絶えに「もう私は長くはなかろう・・・。以前から一つだけ気になっている事が有るのだが・・・それを抱えたままじゃ死んでも死に切れん。なぁ、どうか正直に答えてくれないか?」と言う。 妻が「はい、アナタ、何でも正直に答えますとも・・・。で、何ですの?」と神妙な顔で夫に寄り添う。 「次男と三男は俺に似てハンサムだし頭もいいし優秀なのに、長男だけは何故にあのように不細工で間抜けでバカなのだ?あいつは本当に俺の子供なのか?」 すると妻が・・・・・・。 「アナタ・・・、本当に申し訳ございません。じ、じ、実は・・・・・・、あの子だけがアナタの子供でして・・・」 と、このような話なのだが・・・・・・。
私はこの本を電車の中で読んでいて、笑いが止まらなくなり困った事がある。
その後、きっとあの夫の死因は病死ではなくショック死だったのではなかろうか・・・・・・。
2007年02月09日(金)
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