マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【ご報告】出版社から、講評が届きましたぁ〜。


つい先日、待ちに待っていた(本当は、しごく恐怖だったけど・・・)出版社からの講評が届きました。
毎月送られてくる1000作以上もの応募作品に対して、毎月一度、会議が行われるそうなのです。
その会議の結果、どんな出版方法が良いか検討するのだそうです。

先ず、講評ですが、思いのほか、誉めていただけたのが物凄く意外でした。
一つ一つの作品の、一節を取り上げ、丁寧に良いと感じる部分などを示してくれていました。
以下は、少し、原文から抜粋して、ここに誉め言葉を並べて見ようかと思います。
心配くださり、私と一緒に待っててくれた皆様にも、是非ご報告したいので・・・・・・。

※HPに公開されたというエッセイ集は、両親の追想をからめた自身の半生史を快活な語り口調で綴った作品である。〜和やかな読後感を与えながら、【生きること】の示唆(←読めなかった)を読み手に与える懐の深さを具えた一作と言えよう。

※折々の思いを雑文的に纏めたエッセイ群であるから、多彩なトピックが収められている。日常を描いた作品では、「自虐的エクスタシーをもたらす麻薬」と呼ぶところの【パチンコ】(7月18日の日記)に興じる姿など、日々の一場面を書く目線が面白い。

※童話【テッちゃんのいいつけぐち】(4月20日の日記)は、趣向が楽しく、ほんのりと暖かな読み味を与える作品である。

※上記の作品にも言えるが、母たる姿の飾らない率直さは、始終好ましい。「あなたの母親は聖母マリアとはほど遠い人間なの。ダメ人間だし、自分勝手だし、弱虫だし・・・・・・でも、あなたの事は本当に愛しているから、どうか、何時までもこんな私を見離さないで、親友で居てね?」(4月17・18日の日記)のように、等身大の著者自身で、息子に向き合っている様子が作品の随所に表れている。『母の鑑」と称えるべき母親象でこそないかもしれないが、ありったけの愛情と包み隠さぬ自分自身で子に対する著者の姿が教える所は、決して小さくは無いと思うのだ。

※そのような著者の素顔を作中では様々な角度から見る事が出来る。

※とりわけ印象に残ったのが、金魚の飼育に纏わるエピソード。(9月7日の日記)「絶望の淵で新しい命が誕生した」という、端的な言葉に差す、希望の光がまぶしい。

※美文と言う訳ではないが、文法的な間違いは少なく、著者の持ち味が感じられる作品である。


※(此処からは苦言です(^^;)
ただ、手紙にも述べられていたように(私が応募の際に添えた手紙です)内容として重複した部分もあり、また、HPという発信方法ゆえに、しごく気ままに綴られた作品も見られ取捨選択して、全体を整える必要はあろう。
特に『夫婦喧嘩』(10月2日の日記)など、殆ど会話文で書かれた作品は、、身内ショーでも見るようで、情景が読みにくく、読み手としては感情移入がしにくい。
それぞれの作品では、話題の流れに沿って状況・心理描写付し、明確な結末を示さなければならない。それがないと、取り止めのない呟きにも終わりかねないので、客観的な目線で、もう一度全編をみなおし、必要に応じて、加筆修正していただきたく思う。また、内容面では闘病の部分をもっと濃密に描いた方が良い。心の葛藤を前面に打ち出し、その中で『母との縁』を語れば、より情感、訴求力が増すだろ
う。(忠告の部分は全て全文を載せました)

※苦言も致したが、著者の人柄を彷彿とする本作の魅力は前途の通りである。

※以上があなた様に寄せられた講評となります。あなた様のご著作が好評を搏しましたことは、お解りいただけたと思います。
著者ご自身の体験、足跡を纏められた作品はエッセイ、ノンフィクションなど様々なジャンルとして弊社に寄せられてきます。しかし、熱意だけの自己満足に終わっている作品が多いのも現状です。
しかし、そんな中、あなた様の作品は、ご自身に纏わる事柄を綴りながらも、読み手がそれぞれの思いや経験に照らして共感できる、普遍性や内容の豊かさを具えていました。そして、何よりも魅力は、明朗快活で素直な、あなた様のお人柄が表れた筆致に有ると思います。



以上が私の作品に寄せられた講評のようです。
ねっ? 結構誉めてくれてるでしょう?
特に、【美文と言う訳ではないが、文法上の間違いは少ない】と書かれて有った所など、何度も読み返してしまいました。(爆)
もっと、ケチョンケチョンに言われる覚悟で居たので、凄く嬉しかったです。

そして、出版に対する結論としては、協同出版だそうです。
私の負担分は、初版の製本代(1000部)のみで、約150万。
後の宣伝やら流通の経費は全て向こうが持ってくれるらしい。
(今月の電気代も払えないってぇ〜のに、払えるわけが無い・・・・・・)
ただ、童話を書いている友人に昨日相談した所、その出版社はかなり有名で、協同出版社の中で、世に送り出せる物を作れる会社はそこが一番だそうなのだ・・・・・・。
なかなか協同出版に漕ぎ着けるのも難しい会社らしい。
事実、担当者の人には「HPだけにしておくのは勿体無い。是非本にして世に送りましょうよ。人気が出そうな予感がしますよ。7〜8割の方には自費出版をお勧めしてるんですもの」と言われた。(←アタシ・・・、こう言う言葉に超弱い人・・・)

ハテ・・・・・・。1000部全部売れたとしても、元は取れないし、再販にならなければ著作権料も2%だけ・・・・・・。
もしも、それ以上に売れたら、再販以降は全て向こう持ちになるらしいし、著作権料もUPするのだそうだけど、そんな旨く行く訳も無いし・・・・・・。

友人達150人集めて『マキュキュの夢を買ってくれる会』でも発足して、一人一口、1万で、寄付してもらえばいいじゃない? と、その友人とジョークめかしの話をした。(爆)

「そうだよねぇ〜。そしてもし本が爆発的に売れたら、そのお金で又、店出して、協力してくれた皆に、ただで飲まして上げれば良いんだもんねぇ〜」などと、夢は膨らむ一方、現実は厳しいなり・・・・・・・。
誰かぁ〜 宝くじでも当った人〜〜〜〜。
スポンサーになっちくりぃ〜〜(爆)


2003年03月14日(金)

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